仏壇の素材について

お仏壇

お仏壇のほとんどが木目を生かしたデザインです。黒檀、紫檀、鉄刀木などの外材を使用したものを「唐木仏壇」 、欅、桑、屋久杉などの国内産高級木材を使用したものを「銘木仏壇」と呼んだりします。いずれも耐久性が高く木の持つ特徴を生かして造られています。人にさまざまな場面でやすらぎを与えてくれる木。ここでは、お仏壇に使われる代表的な木材を簡単にご紹介します。


素材について 製造工程

お仏壇の素材について

写真【欅(けやき)】

■欅(けやき)
欅材は昔から神社・仏閣に使用され、樹木としても、又木材としての評価からも日本の代表的なものの一つです。良質の欅は、適度の寒さ、暖かさのある地方のもので何十年、何百年もの風雪に耐えた欅材は、非常に堅く長持ちします。木目が明瞭で美しいこと、強度が高いこと、耐久性があることの3拍子そろっているので、我が国の広葉樹林では第一番の良材です。ここで紹介するお仏壇は会津でつくられています。 会津は、欅が有名です。四季がはっきりしており、温暖の差があるこの地方の代表的な樹木の欅は、目がつんでおり、なめらかでたいへん美しい素材です。

床柱・床廻り材・羽目板・床材等の他に最高の漆塗りである輪島の本堅地塗りのお椀は、今日でも欅材の逸物で作られています。

写真【鉄刀木(たがやさん)】

■鉄刀木(たがやさん
原木名:最も良質とされるのは、ビルマ近辺産のものですが、現在は資源保護のため輸出禁止となっているので、一般的にはアフリカ産のウェンジが鉄刀木として多く利用されています。日本では、三大唐木(黒壇・紫壇・鉄刀木)と言われる銘木のひとつで、元々の木地の色は茶褐色に近い。

 

写真【槐(えんじゅ)】

■槐(えんじゅ)
中国原産で日本においては古来より『吉の木』として縁起の良い家内繁盛の木として、更に鬼門除けの木として珍重され庭に植えられてきました。

床柱・和家具・鏡台等の他に、和風のみでなく洋家具にも良く合い、洋風の腰羽目板、フローリング等にも使用されています。

写真【黄王壇(きおうたん)】

■黄王壇(きおうたん)
原産地は、熱帯地区において産出され、堅い材料の部類に属します。材料の色目は、黄色味を帯びているために、黄王壇と呼ばれ仏壇を主体に使用されています。歩留まり・加工性は黒壇・紫壇よりも良いといわれています。

 

写真【黒檀(こくたん)】

■黒檀(こくたん)
(原木名:エボニー)
元々この材料は芯割れや白太が多く、非常に歩留まりの悪い木材で(丸太から換算して仏壇に使える割合は10%~15%)、それに搬出費や加工費が加算されるため、高い材料となっています。

床柱・唐木細工・数珠・ナイフの柄・三味線・ギターの指盤等に使用されています。

写真【紫檀(したん)】

■紫檀(したん)
(原木名:代表種として本紫壇・チンチャン・パープル・パーロッサー・ブビンガ等)
相逆目があり切削加工が非常に困難ですが、表面仕上は良く磨くと光沢がでて美麗です。

使用例は黒壇とほぼ同じですが、その他に家具・高級壁面材等にも使用されています。