仏事の基本知識

お葬式の手順

お葬式といっても信仰している宗教によって一連の流れは様々です。ここでは一番多いと思われる仏式のお葬式をご臨終からお通夜まで、特に急ぎの手順をご紹介します。


仏式の流れ(臨終~通夜)

臨終

病院で亡くなった場合、遺体の処置に30~60分位かかります。その間に親類、関係各方面へ連絡します。

連絡先:家族・親類・故人の知人・勤務先・学校など
連絡事項:故人の名前・死亡日時・場所
連絡手段:電話・電報

この時医師から死亡診断書をうけとります。これと印鑑を持って死後7日以内に役所に提出します。(葬儀社で代行致します。)

菩提寺がある場合
第一にお寺に連絡し、枕経、通夜、告別式の日程の打合せをします。

菩提寺がない場合
葬儀社に手配してもらいます。このとき必ず宗派を確認してください。

葬儀会社に連絡

亡くなったら、出来るだけ早い時点で葬儀会社に連絡します。

火葬場を予約する

お寺の日程に合わせ葬儀会場や、在籍地などにより火葬場を決定します。希望する日程が取れない場合もありますので、火葬場の予約は早めにすることが大切です。(葬儀社で代行します。)

ご自宅へ

ご遺体の搬送先を決めます。搬送先には葬儀社の担当者が向かいます。

ご遺体が到着するまでに安置に必要な枕飾り等を用意します。(葬儀社で用意致します。) ご自宅以外の場合は、葬儀会場の霊安室の場合や葬儀社でお預かりすることもできます。

葬儀の打ち合わせ

葬儀に関する打合せを葬儀社とします。
●式の日程
●喪主の決定
●会場・予算はどのくらいか?
●世話役の役割分担など

会場決定

予算、人数、式の演出などをふまえて式場を決めます。(式場・集会所・自宅等)

料理

通夜ぶるまい、精進おとし、初七日等にふるまう料理を決定します。

礼状・返礼品

当日に返礼品を返す場合、返礼品の品を決めます。 礼状の枚数は概算ですが、多少余分に刷る事をおすすめ致します。香典の当日返しの場合、返礼品は、会葬御礼と香典返しとの二種類になります。

表書きと水引について

献花の決定

供花の種類(洋花、花環等)を決めます。お花をいただく場合も、葬儀を行う側が決めたものに統一されることになります。

納棺の儀

遺体を遺族の手で棺に納めます。この時に故人の生前愛用したものを一緒に納めることもできます。

通夜

僧侶による通夜のお勤めを致します。
喪主か世話役代表が簡単な挨拶を致します。
通夜ぶるまいを致します。
僧侶にお布施、御車料を用意しておきます

お布施とは

仏式の流れ(葬儀・告別式~ご遺骨お迎え)

葬儀・告別式

御導師による葬儀・告別式のお勤めを致します。
告別式は一般の方のお別れです。
親族代表挨拶がございます。
出棺(霊柩車、バス、ハイヤー等)
埋(火)葬許可書を持参します。

火葬と御収骨

最寄の火葬場で荼毘に付します。
僧侶による読経・焼香を行います。
2人1組で「お骨拾い」を行います。
埋(火)葬許可書を預かります。

ご遺骨迎え

還骨勤行及初七日法要を致します。
精進落しを行います。
喪主の挨拶・終了
後飾りを設置(自宅に葬儀社が設置致します。)