仏事の基本知識

キリスト教

キリスト教

キリスト教は、現在のイスラエルに生まれたイエス・キリストを「神の子」とし、キリストによる人間の罪の償いと、これに基づく救済を説いています。キリストの教えは3世紀にはローマ皇帝により認められ、国教となります。その後ローマ帝国の分裂に伴い、東方正教会とカトリック教会に分かれ、カトリック教会が発展しますが、司祭の堕落や教会の退廃などから権威はしだいに失墜し、16世紀の宗教改革によりプロテスタントが生まれます。プロテスタントはひとつの教派ではなく、カトリックから分かれた各派を総称するものです。現在に至るまで、キリスト教は主にこのカトリックとプロテスタントに2分されています。