霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

賢い「お墓選び」とは?(2)現地見学のチェックポイント

2011年02月28日
前回は「賢いお墓選び」の最初のステップとなる「情報集めのコツ」についてお話しました。
今回はステップ2として実際の墓地を見学するときのチェックポイントについてみてみましょう。

将来にわたって長くお参りしていくお墓。
交通、環境、施設、管理、価格など、見るべきポイントはたくさんあります。

1、 周辺環境は?
   インターネットやパンフレットではつかみきれないのが周辺環境。実際に行ってみて分かる重要なポイントです。落ち着いてお参りができる雰囲気だと安心です。

2、 交通アクセスは?
   最も重視する人が多いポイント。

   自宅からのアクセス時間をチェックします。お墓は高齢になってのほうがお参りの頻度も増えます。年を取っても自力で行けるかどうか?も基準のひとつ。
   駅から徒歩圏内を希望する人が多いですが、高齢になってからのことを考えると、徒歩よりバスやタクシーなどの便が良いほうが都合が良いこともあります。
   また多少自宅から遠い駅でも乗り換えの数が少ないなら充分選択肢に入ります。
さらに、霊園の送迎バス運行のサービスがある霊園もあります。

将来のお参りの様子をなるべく具体的に想像してみることが大切です。

3、 希望の墓域はあるか?
   面積はもちろん、開放的な芝生区画、お隣との間にスペースを設けたゆとり区画、ペットと一緒に入れる区画など、希望の墓域があるかをチェック。

   また雨上がりに見学すると、水はけの良し悪しを確認することもできます。

4、 法要施設は?
   法要施設がなくても、各お墓の前や別の場所(お寺の本堂など)を借りて法要をすることはできます。しかし参列者の移動の手間や、雨天の場合を考えると、墓地内に法要施設があると安心です。会食室もあれば、法要からお墓参り、会食を墓地内で済ませることができます。

5、 バリアフリーか?
   車イス用のスロープ、エレベーター、身障者トイレの有無を確認します。
   なるべく段差が少ないとお年寄りだけでなくお子さんにも安心です。

6、 駐車場は?
   お彼岸など込み合う時期でも充分な台数が確保されているか、またお墓の近くまで車で入れるとより便利です。

7、 管理体制は?
   園内の清掃の状態を見ます。法事の際の僧侶の手配をしてくれると安心です。

8、 花や線香は?
   販売されていると手ぶらでのお参りができます。

9、 水場は?
   お墓の近くに水場があると、水の入った重たい手桶をもって往復することがなく楽です。


「賢いお墓選び」が見えてきたでしょうか?

これら全ての条件を叶える墓地はなかなか無いかもしれません。
この中から「ここだけは譲れない!」というポイントを決めて、比較検討してみましょう。

次回はさまざまなお墓の形態からメリット・注意点についてお話します。お楽しみに!

霊園・墓地検索はこちらから↓
http://www.mosimo.net/

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ