霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お墓のランニングコスト いくらかかる?(3)

2012年07月07日

この記事は2022/02/28に更新しています

2回にわたって、お墓の維持管理費用のお話をしてきましたが、いよいよ最後です。
お墓にかかるランニングコストとしては以下のようなものがあります。
 1、管理料
 2、法事に掛かる費用
 3、墓所、墓石のメンテナンス費用

今回は、 3、墓所、墓石のメンテナンス費用についてくわしくお話します。
(1、2については前回、前々回をご覧ください。
 ▶お墓のランニングコスト いくらかかる?(1)
 ▶お墓のランニングコスト いくらかかる?(2)
 )

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3、墓所、墓石のメンテナンス費用(雑草の処理1回につき3千円くらい~)
 管理料は共有部分の維持管理の費用ですので、個々の墓所内は基本的に自分でメンテナンスします。

ただ、ご年配の方など自分でお掃除ができないという場合には、有料で管理事務所や石材店に依頼することもできます。広さや雑草の状態によりますが、雑草処理1回につき3千円くらいからです。

また年月が経つと墓石のメンテナンスが必要となることもあります。
お墓は屋外で雨ざらしになっているものなので、いくら硬く磨き上げられた墓石でも、年月が経つごとに落ちにくい汚れが付いてしまうこともあります。
その場合は、石材店に高圧洗浄などのクリーニングを依頼するといいでしょう。金額はお墓の広さや汚れ具合などで異なります。

また納骨棺のフタの部分を留める目地も消耗するものです。強い日差しや雨風などで磨耗し、目地切れを起こします。気になる場合には有料で目地補修を依頼することもできます。
これまで、お墓の維持管理費用について、さまざまお話しましたが、いかがでしたか?

「え~、お墓って買って終わりじゃないの!?」
「こんなに費用がかかるの!?」

というお声が聞こえるような気がしますが...。
これまでお話した費用が高いか安いかは、それぞれ印象は違うと思いますが、いずれにしても大切な家族が眠るお墓です。
いつでもキレイにしてあげたいですし、四季折々のお花をお供えしてあげたい・・・というのは誰しも同じ気持ちだと思います。
そのための費用として見合う金額かどうか?という視点で考えてみてはいかがでしょうか?

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ