霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

・・・また春になりました。いつもと変わらぬお墓参りの際に思うこと。

2017年04月22日

暖かな日が続きますね。
もうすっかり春!になりました。
今年も桜が各地で咲いてくれて私達を喜ばせてくれました。

これからはどちらの霊園でも、次々に花が咲き新緑も目に眩しいことでしょう。
お墓まいりにも、また霊園見学にも最適な季節になりましたね。

毎日の通勤電車の中でもスーツ姿の新社会人や新入生が大勢乗っていて、新しい社会にのぞむ人たちの不安や希望を感じます。
そしてこの季節になると思うことは、ぜひ彼ら若い人達をお墓参りに連れて行ってあげて欲しい、ということです。
特にこの春に新たな一歩を踏み出し不安な気持ちを抱いているかも知れない方々に、貴方を見守るご先祖が~貴方につながる多くの人がいる、という事を教えてあげて欲しいと思います。
ぜひ、一緒にお墓参りをされてご先祖にも報告をしてあげて下さい。(既にされている方も多いと思い、僭越ですけれど。)

~先日お墓参りに行きましたとき花壇のパンジーの花の模様が、メガネをかけた父の顔に見えて、立ち止まりました。
そしてその時(まだ少し冷たい風の吹く中)ぼろぼろの羽のモンシロチョウが花壇と墓石の間をひらひらと飛び回っていました。
春もそこまで来ていて草木も芽吹き新しい命も次々と生まれ始めているこの季節に、何故?と思いましたが、その時その冷たい風の中で舞うチョウの姿に、厳しくも確かな命のつながりを感じました。命の終わりと始まりのつながりを・・。

思えば人間も、こうしてお墓参りをしているとき、自分が独りでなく確かに誰かとつながっているのだと思えて・・、どこかで救われているのではないでしょうか。

昨今「お墓」は必要なのか?という声もありますが、伝統や家名やまた宗教的な事柄の前に、素直な気持ちで「お墓があって、お墓参りが出来て良かった」と思う私です。
お墓は第一にご先祖や故人の為のものですが、今生きている私達を支えてくれる大切なものでもあるのだと、あらためて思いました。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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