お寺とのお付き合い・・・お子さんに伝えていますか?
秋のお彼岸が過ぎたら、急に涼しくなりましたね。
お電話のご相談でも、もう「喪中葉書」のお問合せを頂くようになりました。
本当に、月日の経つのは早いものですね(泣?笑?)。
今年の秋のお彼岸の頃多かったご相談に、お寺(菩提寺)との関係についてのものがあります。
例えば~
・お寺から「彼岸会」の案内が届いたのですが、どうしたらいいでしょうか。何か特別な事をするのですか?
・お彼岸には、お寺に幾ら位包めばいいでしょうか。表書きには何と書けばいいですか?
・彼岸会のお知らせに「お塔婆」とありましたが、必ず頼むものですか?
・・・等々です。
こうしたご相談は、お寺とのお付き合いを親御さんだけがしていた方が多いようです。
遠方に住んでいたりまた仕事で忙しかったりで、普段はお寺やお墓に余り行くことが出来なかった子供さんが、親御さんが亡くなりご葬儀や法要などで急にお寺とお話しをする中で、分からない事も多く困ってしまって・・・、のご相談のようです。
以前は、どちらのお寺でも檀家総代や役員世話役の方がいて~そうしたお檀家の相談にものってくれていたのですが・・・。
最近はそうした方々も少なくなってきました。
先日ご葬儀に関した相談でこんな話があり、驚きました。
「父親が亡くなり、葬儀社に言われるままお坊さんを紹介してもらい戒名もいただいて家族だけで葬儀を済ませました。その後お墓に連絡し納骨をしようとしたら、お寺のご住職に怒られて大変でした。亡くなった時にお寺に連絡しなければいけなかったみたいですが、何も知りませんでした。・・・」~というものです。
昨今は終活ブームとも言われますが、例えば「エンディングノート」をご用意されている方は、ぜひ1ページ目に大きく「お墓の事」を書いてほしいと思います・・・(!?)。
特に菩提寺のある方は、お寺の名前・場所・電話番号に加えて、年末年始のご挨拶や春秋のお彼岸、夏のお盆のことなども書いておいてほしいと思います。お渡しするお布施の額も大切な事ですね。
そして一年を通してのお寺での仏教行事の事やご住職の法話などで心に残ったお話なども、できれば書き残してもらえたらと思います。
ご自身がどんな気持ちで先祖供養をしていたのか、お寺(ご本尊)にどんな気持ちでお願いしていたのか・・・。そんな事も少し、子供さんに伝わるのではとないかと思うので。
~将来、子供さんがお寺との事で困らないようにしてあげたいものですね。