霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

葬儀の後にするべきこと。納骨と四十九日(七七日忌)法要

2018年04月07日

この記事は2022/01/24に更新しています

最近のご相談で、「納骨をする日に何か決まりはありますか」「四十九日に納骨をする決まりでしょうか」などのご質問がありました。
今回は、葬儀が終わったら考えなければならない、納骨と四十九日(七七日忌)法要についてお話します。

四十九日法要の日にご納骨をされる方が多いのですが、四十九日法要の時に納骨しなくてはいけないという決まりはありません。
事情によっては百か日や一周忌にご納骨される方もいらっしゃいますし、お墓の用意がなくて半年後にお墓を建立し、建碑のお披露目と共にご納骨をされるケースもよくあります。
法律上も、お遺骨をご自宅に安置しておくことに期間の決まりはありませんから、ご法要とは別の日に納骨を行っても構いません。

「四十九日法要=納骨を行う時の法要」と思っている方もいらっしゃいますが、四十九日(七七日忌)法要の本来の意味は違います。
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浄土真宗以外の仏教宗派では、ご葬儀が終わってもまだ故人は成仏せずに旅をされていて、四十九日(七七日忌)に成仏されると考えられています。
亡くなってから7日ごと初七日、二七日(ふたなのか・ふたなぬか)、三七日(みなのか・みなぬか)に閻魔様の裁きを受けて、極楽浄土に行かれるかどうか判断されます。 それを7回受けて49日目になると、最終的な判決が出ます。
そのため、ご遺族は四十九日法要まで、故人が無事に成仏出来る様に毎日祈り続けるのです。

初めて施主様としてご法要やご納骨を行う時の手配や準備は大変な事も多いのですが、何よりも一番は、「故人の安らかな成仏を願い心から供養する思い」だと思います。
納骨や四十九日法要は、ご葬儀の後の、大切な人とのもう一つのお別れの時、とも言えますので。

現代では日頃のお寺様とのお付き合いも少なく、またご納骨やご法要は初めてという方も多いと思います。またそうしたことを相談できる人や場所も少なくなっています。

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正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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