霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「墓地」についてのよくある質問

2019年03月23日

「お彼岸に墓参りはしているけど、お墓のことってよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は意外と知らない「墓地」についてのよくあるご質問をご紹介します。

◆墓地って買った人のもの?

家を建てるさいに「土地」と「建物」があるように、お墓も「墓地」と「墓石」の両方をそろえる必要があります。
お墓の土地部分が墓地にあたりますが、お墓の場合は、住宅のように墓地となる土地の所有権を買い取ることはできません。
お墓の場合「お墓を買う」とは、墓地の所有者と申込者の契約で「墓地を永久に使用する権利を得る」ことになります。
ただし、この使用権は、代々子孫に受け継ぐことはできますが、第三者に売買したり、転売したり墓地以外の目的に使用することはできません。

墓地として代々使用する権利を「永代使用権(えいたいしようけん)」
その権利を得るために支払う代金を「永代使用料(えいたいしようりょう)」
といい、消費税はかかりません。
永代使用料は、一般的に都心ほど高く郊外に行くほど安くなり、お墓の区画の広さや種類(民営墓地、寺院墓地、地域墓地、公営墓地など)でも違ってきます。botiboseki.jpg

⇒参考コラム「お墓の購入に掛かる費用は?」


◆墓地だけ先に購入しておくことも出来るの?

生きているうちに、墓地だけを先に購入しておいて、墓石を建てないでおくこともできます。
ただし、墓地によっては、遺骨が手元にないと購入出来ない場合や、「墓地を購入後、外柵何年以内・墓石は何年以内に建てる」といった建墓規定があるので注意が必要です。


◆墓地を探すには?

お墓を建てるには、まずは墓地を決める必要があります。
墓地には大きく分けて、公営墓地、民間墓地、寺院墓地があります。
条件(施設、環境、墓地形態、アクセスなど)を絞りつつ、広告やインターネットなどから幅広く情報を集め、比較検討することが重要です。

⇒参考コラム「【まずはこれを読めばOK】お墓探しのポイント」
⇒参考コラム「【知っておきたい基礎知識】お墓の種類と形態」
 

近年は、お墓の様式や形なども大きく変化してきています。
ペットと一緒に入れるお墓や樹木葬のある墓地など、さまざまな墓地が増えています。
おそらくこれからも時代の要請と環境に合わせて、お墓のスタイルも変化していくのでしょうね。

★人気のコラム「【首都圏】永代供養墓のある霊園・現地レポートまとめ読み」

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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