霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

新しくお墓を建てられた方に...お墓参りの際のご注意

2020年01月11日

松飾りの片付けも終わり...今年は七草粥は食べられましたか?
今回は、令和元年に新しくお墓を建立されたお客様と、令和2年に新たに建立されるお客様へ向けて、お墓参りの時のご注意と墓石の取り扱いについて、少しお話しさせて頂きます。

①お墓の前面に階段がある場合、磨かれた石なので雨の日には濡れているととても滑りやすくなっている事があります。ご注意下さいませ。

②墓石の角はとがっている場合もございます。特に小さなお子様は注意が必要ですね。

③植木などがある場合は、こまめに枝の刈り込みをしましょう。大きくなりすぎてからだと作業も大変になります。

④墓石のお掃除に酸性やアルカリ性の強い洗剤を使用しますと、シミの原因になったり石材のツヤをなくす事になりますのでお勧め出来ません。
新しいお墓のお掃除では、基本水拭きと最後の乾拭きが一番良いと考えます。

⑤お線香を焚き過ぎますと、香炉が熱くなりヤケドをすることもあるので気を付けて下さい。また香炉も石材なので、線香で熱されているところに水をかけたりするとヒビ割れの原因にもなります。一度に沢山のお線香を焚く事は出来るだけ控えましょう。

⑥最後に、お供え物の飲み物や食べ物は持ち帰るようにしましょう。カラスや犬猫が散らかす事があります。
後の掃除も大変になりますし、落としにくい汚れになる事もあるので気を付けて下さい。

お墓はご家族が代々、大切に繋いでいく終(つい)のすみかです。その年月を考えますと、家屋以上に大切な存在とも言えます。
またある時には、家屋以上に「やすらぎの場」でもあると思うのです。お墓参りの際には、丁寧なお掃除・お取り扱いをして頂ければと思います。

そして小さなお子様にとっては何よりも大切な経験になると考えますので、ぜひ今年からはお墓のお掃除のお手伝いをさせてあげて欲しいと思います。5p1269-hakamairi.jpg

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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