霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

終活のススメ

2021年07月24日

テレビやCMなどで「終活」という言葉を聞くようになり、身の回りでも「終活」についての話題がでることもあるのではないでしょうか。

終活の一環として不用品の処分や家の中、身の回りの片付けをしたり、自分の葬儀について事前に決めておく、という方も多いかと思いますが、ほかにどんなことをしておけばいいのか想像できない、とお悩みの方もいるかもしれません。

実際どのようなことを具体的に行なっていけばいいのでしょうか。
終活でするべきことは、自分の死後「残された家族が困らないようにすること」が大前提かと思います。

ご家族を亡くされた方から多くいただく質問としては

・お墓のことがどうなっているのかわからない
・菩提寺はあるけど、付き合い方、今まで包んでいたお布施の金額がわからない

など、今まで親の代で行なってきたことが子の代に受け継がれておらず、ご両親が亡くなられたあと、お子様が困り果てるといったことが多いようです。

お墓のことで言えば、お墓の名義人、納骨や彫刻を依頼するときの連絡先、墓地使用許可証のありかなど残していただきたい内容でしょうか。
お墓参りには困らないけど、いざ何かをお願いしようと思ったときに、どうしていいかわからないといったお話が多いように思います。

また、お寺とのお付き合いがある場合は、1年間を通してどういった時期にお寺とのかかわりが生じるのか、またお彼岸など普段のお付き合いでお渡ししてるお布施の額、法要時のお布施など、どういうときにいくら包んでいるのかを具体的に残したいところです。


また、最近では「デジタル遺品」という言葉もあるように、PCやスマートフォンなど、とくに多くの個人情報が残るものが遺品として残されるケースがあります。

通帳のないインターネットバンキングや加入している有料サービス、定期購入しているものなど、本人以外が認知しづらいものも多いため、万が一に備え一覧を作成したり、ID・パスワードなどをまとめておく必要があるかもしれません。

宝くじの定期購入をしていて知らない間に当選していた!なんていうことがあった場合、財産分与に関わってくる可能性もあります。
自分しか知らない情報が無いようにしておくことが大切です。。

健康状態が悪くなってしまったり、入院してしまったりすると、万が一の時のことをお話するのは難しいものです。
元気なうちに、少しずつ進めるのがよろしいのではないでしょうか。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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