霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中葉書について

2023年09月30日

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秋のお彼岸も終わり、少し過ごしやすくなりましたね。
さて10月になりますと「喪中葉書」のご相談を多くいただきます。
喪中葉書とは、今年ご家族やご親族が亡くなられて「喪に服している方」が、年賀状は出せないので年内に「年賀欠礼のお葉書」として出すものです。
喪中の間は故人の供養のために過ごし、祝いごとなどを控えますので、新年の祝いの年賀状も出せません。そのため「喪中葉書」を出して、年賀欠礼のお詫びと来年もよろしくお願いしますという挨拶をする習慣です。
基本的には、毎年年賀状を出している方々へはすべて喪中はがき(年賀欠礼)を出すことになります。
また先方が年賀状の印刷など準備を始める前に届いていなければいけないので、11月末までには出したいものです。(遅くても12月第一週までには届くようにしましょう)

さて、喪に服す期間(喪中期間)についてですが、じつは時代とともに変わっています。
現代では一般的に、故人が両親・配偶者・子供の場合は一年間喪に服します。
また祖父母・兄弟姉妹などの場合は三か月喪に服します。
その他の親族の場合は三か月喪に服す方、また喪に服さない方、それぞれのお考えで決められているようです。
ただし個々のご事情で祖父母や兄弟姉妹でも一年間喪に服す方もいらっしゃいます。

そして喪中期間が終わり、喪が明けた後はいつもの暮らしに戻らなければなりません。
そのため年内に喪が明けている場合は、新年のお正月はいつも通りに迎えることができるので、喪中葉書ではなく年賀状を出すことになります。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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