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葬儀だけじゃない。セレモニーホールのつかい方

2015年03月10日
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「セレモニーホール」に厳密な定義はありませんが、一般的に大型の葬儀場を指すことが多いようです。また多くのセレモニーホールは特定の宗教だけの利用だけでなく、幅広い宗教に対応している傾向も広く見られます。

セレモニーホールの選び方

セレモニーホールの選び方としては、まず葬儀の参列者の人数と広さを考慮し、葬儀の宗派に対応しているかどうかを確認するようにしましょう。もちろん参列者の交通の便や、予算との兼ね合いも重要です。なかには火葬場を併設した施設もあるため、会場選びに寄っては移動の手間を減らすこともできます。

またセレモニーホールのなかには、著名なデザイナーや建築家がつくった建物や、和風だけでなく洋風、南国風などの庭園を売りとした、一般的な「葬儀場」とはイメージを異にした施設も多く存在します。
故人の人となりに合わせて、もしくは事前にご自身で選ぶのも良いでしょう。

葬儀以外の使いかた

セレモニーホールの規模によっては、初七日から四十九日までの忌日法要や、一周忌・三回忌・七回忌といった年忌法要のプランを用意している施設もあります。
通常、法要は自宅、寺院、ホテルなどで行われることが多いようですが、近年は法要の案内作成、料理や引物、お供え物などの手配をパッケージ化したセレモニーホールを利用する例も増えていると言われています。
葬儀や法要に慣れた専門のスタッフによる行き届いたサービスによって、移動をはじめとした手間などを減らせることがメリットと考えられているようです。

プランによっては僧侶やお供え物などの手配のほか、送迎バスや会食の用意もしてくれるなど、トータルのコーディネーターとして利用できるセレモニーホール。
予算とニーズにあわせて比較検討することで充実した葬儀・法要が行えることでしょう。