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葬儀の香典の相場感と香典袋の選び方は相手によって違うもの?

2015年03月22日
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服装と同じくお葬式にまつわる悩みのひとつが、葬儀香典の相場。そんな、気になる葬儀の香典の相場感や香典袋のルールをご紹介します。

付き合いの度合いによって葬儀の香典の金額は変わる

一般に葬儀の香典の金額は、故人や遺族との関係性によって変わります。香典の額には地域差もあるようですが、一般的な相場としては下記をご参考ください。

両親:5万円以上
祖父母:2~5万円
兄弟姉妹:2~5万円
親戚:1~5万円
友人、知人:5,000円~2万円
仕事での関係:5,000円~2万円
顔見知り:3,000円~1万円

また新札や偶数の金額は避けたほうが良いとされ、死や苦しみを連想させる「4」や「9」の入る金額もマナー違反とされています。

香典は気持ちが大事

葬儀の香典は基本的に金額ではなく、「少しでも役立ててほしい」という気持ちが大切です。しかし、あまりに少額の場合は、香典返しの品物の金額の方が高くなってしまい、ご遺族の負担額が大きくなってしまうという場合もあるため、5,000円以上は包んだほうが無難と言えるでしょう。また高額な香典は場合によっては特別な香典返しを用意するなど逆にご遺族に気を遣わせてしまうこともあるため、相手との関係性を考慮したほうが良さそうです。

金額にあった香典袋を

香典袋は金額によって変わります。金額に相応のものを選ぶようにしましょう。

3~5千円:不祝儀袋に水引きが印刷された簡易的な香典袋
1~2万円:白黒、もしくは銀の水引きをかけたもの
3~5万円:銀の水引きをかけた高級な和紙をしようしたもの
10万円以上:高級和紙に手の込んだ水引きがかけてある、サイズが大きめのもの

また香典袋は葬儀の宗派によっても異なりますので、事前に宗派を確認しておくようにしましょう。

葬儀用の香典のまとめとして

香典は気持ちが大事ではありますが、やはりある程度の慣習に基づいたルールやマナーがあります。相手との関係性や、葬儀の宗派を確認し、遺族の負担とならないような金額を包みましょう。