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祭壇の選び方ってどんなものがあるの? 

2015年03月26日
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故人を祀る象徴であり、お葬式の中心となる祭壇。故人にとって理想の浄土をイメージするものなので、単に見た目が豪華なもの、高価なものがいいというわけではありません。故人の性格や親族の考え方に最も合うものを選びましょう。

祭壇の種類

現代のお葬式で、最も一般的な祭壇が白木祭壇と花祭壇です。一説に、日本で戦前まで行われていた葬列の際に使われた「輿」の代わりとして用意されたのが白木祭壇。文字通り白木で組んだシンプルな祭壇ですが、伝統的な美しさがあり、現在も多くの方に好まれています。白木祭壇でも、祭壇の上の祭壇花や、両脇に親族からの供花が飾られますが、花そのもので祭壇を組むのが花祭壇です。故人の好きな花を使ったり、色を統一したりといった演出ができる花祭壇は、近年、高い人気を集めつつあります。このほか、神道で用いられる神式祭壇、新しい祭壇のスタイルとして、より多彩で個性的なアレンジができるデザイン祭壇などがあります。

祭壇の相場

白木祭壇の費用の目安は、大まかにいうと20万円~80万円。金額は、大きさや造りなどによって幅があり、総檜造り・無垢材のものが最高級品とされています。花祭壇は、30万円~80万円程度ですが、花の種類や量、技術料によって大きく変わります。神式祭壇もそうですが、飾りの品も含めたプラン価格となっていることが多いので、いくつかの葬儀社のプランから、希望の内容と値段を比較してみるといいでしょう。デザイン祭壇では、内容によってさらに大きく価格帯が変わります。

祭壇のまとめ

お葬式の規模や宗教によっても最適な祭壇が異なります。デザイン祭壇や花祭壇では、宗教色をあまり感じさせないアレンジも可能。葬儀社と相談し、故人らしい内容の式と祭壇を選びましょう。