私らしいお墓をデザインする時代
日本初のお墓プランナー長江曜子が書く仏事・霊園・お墓についてのブログ

2011年3月のバックナンバー

東日本巨大地震―あなたのお墓は大丈夫!―

2011年3月25日 09:25

 3月11日(金)午後発生した東日本巨大地震。皆さんは、どこで体験されましたか。私は、千葉県松戸市駅前の14階建ての校舎の11階にいました。最新の建物は、揺れて力をのがすため、大変ひどく揺れましたが、無事でした。今なお余震が続く、被災地の方々のご苦労を思うと、一日も早い救援が出来ます様祈ると共に、なくなられた方々のご冥福をお祈り致します。
 いまから16年前、阪神、淡路大震災の被災地の墓地に3ヶ月後訪れました。墓石の倒壊・破損のひどさを見ると共に、地震波の状況や地盤によって、一列違うと墓石が無事という現場を目のあたりに見ました。今度は、千葉、埼玉、茨城、首都において、墓石への多大な影響が出ています。阪神では15秒、今回は約5分間と、地震の時間が長く、エネルギーも130倍、マグニチュード9と、とほうもない巨大地震です。13日に、取手にある霊園の現場や、千葉の霊園等を拝見すると大変な状況です。
 さて、地震の時には、①天災・自然災害であること、②自分の墓地内においては、自分で復旧しなければならないことが重要です。自分の墓地の状況が見に行けない場合は、担当の石材店に見に行ってもらいます。余震がおさまってから、目地切れ、据え直し、破損した石材の撤去、作り直し等、すべてきちんと見積をしてもらってから直してもらいましょう。納得してからにして下さい。
 ここで重要なのは、墓石を建ててもらった石材店の住所やTELを、きちんと緊急時対応のノートに書き残しておくことです。お墓は単なる物品販売ではありませんし、代々に渡って承継して使い続ける「祭祀財産」なのです。もちろん「死後の家」と同じですので、長い間には、管理メンテナンスも生じます。
 危険な倒れそうな状況の場合は、まず緊急処置として石を据え直してもらい、余震がおさまっての後に目地をしていただきましょう。
(石材店に心あたりのない時は、寺院や霊園事務所に問い合わせると共に、信用のある石材店に頼みましょう。)

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長江曜子 氏

Profile

長江曜子

(日本初のお墓プランナー)
死にまつわるデス・ケアサービスの葬送アドバイザー
聖徳大学教授博士(学術)
世界45カ国を旅し、お墓の比較研究をし、アメリカのお墓大学を卒業。墓石・霊園行政研究、文化人類学的視点で比較研究すると共に、個人のお墓から霊園設計・納骨堂設計等ライフプランニングのアドバザー(コーディネーター)を務める。
 また、大学においては、生涯教育(SOA)人気シリーズ「食の松戸物語」のコーディネーターを務めるとともに、寮の食事改善策を地域食材導入の試みをしている。
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