川口納骨堂 八聖殿(埼玉県)の調査員現地レポート

川口納骨堂 八聖殿(埼玉県)

2015年12月21日


本日埼玉県川口市にある「川口納骨堂 八聖殿」を見学に行きました。
川口市では初めての、また埼玉県でも数少ない宗教自由の納骨堂です。
今年4月にオープンしたばかりですが、既にご契約も多くご見学も大勢あると聞きました。
従来の納骨堂とは違った新しいタイプで、大変話題になっているのでとても楽しみです。

アクセスが良く、お車の場合は東京外環自動車道「川口西」出口、もしくは「川口中央」出口よりそれぞれ約15分と便利な場所にあります。
また公共交通機関の場合でも大変便利です。
JR東北線(京浜東北線)川口駅東口よりバスにて「中青木四丁目」または「オートレース場裏」バス停から徒歩4分または、
西川口駅東口からもバスにて「上青木南小入口」バス停下車、徒歩3分です。
本日私は電車とバスを使って、西川口駅から行ってみる事にしました。


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最寄り駅の一つ、JR京浜東北線の西川口駅です。
東口の駅前ロータリーからは幾つもバス路線があり、勿論タクシー乗り場もあります。


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バスのりば案内で確認しバス停へ。路線バスなので本数も多く出ていて安心しました。


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西川口駅から3つ目のバス停「上青木南小入口」で降ります。乗車時間は5分でした。
バス停脇の電柱に「清龍会館」の案内看板がありました。
「清龍会館」とは式場ですが、今回の八聖殿のある龍泉寺様の会館です。
近隣でよく知られた会館なので、タクシーでも清龍会館と言えばすぐに判る程です。


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バス停から10m程の交差点を右折しますとまた「清龍会館」の案内看板があります。

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龍泉寺駐車場のすぐ先に本日の目的の「川口納骨堂 八聖殿」がありました。
バス停からは徒歩3~4分という近さです。

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歴史ある龍泉寺の堂々とした佇まいと、シックでモダンな「川口納骨堂 八聖殿」の
存在感とのコントラストがとても印象的でした。


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近づくと境内や参道には樹木や四季の草花が繁り、八聖殿の墨色の外観とも不思議と調和していて落ち着いた景観です。
またバス通りから一本入った道に面している為か、あたりはとても静かです。


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手前のベージュ色の建物はお手洗いです。勿論バリアフリーとなっています。

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清龍会館側からみた「川口納骨堂 八聖殿」の姿です。
墨色の格子や八角形の佇まいが、境内の静寂さの中に存在感を放ちます。

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「川口納骨堂 八聖殿」の正面入口です。いよいよ堂内を見学させて頂きます。


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入口の扉を開けるとエントランス中央には「手水」の為の水道と水鉢がありました。
まずこちらで両手を清めます。
扉の格子から漏れ入る陽の光がエントランス全体を暖かく照らしていました。


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納骨室は地下と1階2階にあります。そして地下と2階へは螺旋の階段を進みます。
堂内は土の中へお遺骨を納めるという意味合いから、床や壁面は伝統的な土壁つくりとなっていました。

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こちらは1階の納骨室入口です。
本日は担当の石井 博さんが案内して下さいました。

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地下の納骨室入口には献花室がありました。
お墓参りの時にはこちらで献花しご参拝できます。


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納骨室内部です。其々のプレートには家名や家紋などが刻まれており透かしから漏れる光が漆黒の扉の中、浮き出ているようでした。

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納骨室は円形に連続していて、歩いていくとぐるりと一周廻るかたちになります。
まるで故人やご家族の途切れることなく続く思いが伝わってくるような、崇高な空間
でした。


其々の納骨壇には、
「お一人様・夫婦タイプ」と「家族・先祖供養タイプ」があり、2名様・4名様・6名様・ 8名様まで7タイプがあります。
価格は、お一人様・夫婦タイプで(2名様)498,000円~。
家族・先祖供養タイプが(4名様)1,148,000円。(6名様)1,674,000円~。(8名様)1,894,000円となっています。
また堂内には他に「合祀供養」もあり、1体50,000円とのことです。

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納骨壇は、扉を開けるとまず仏壇スペースがありご供養の場所として自由に使う事ができます。仏式でも神式でも自由とのことです。
これならば従来の納骨堂と違って、心置きなくご供養できますね。


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仏壇スペースの後ろが収骨スペースになっています。
こちらは8名様のタイプで、上下2段に4体づつ8体の骨壷を収納できます。
(勿論この写真は見本です。ご見学の方の為に用意されているものです。
7寸骨壷がそのまま収納できる広さとなっていました。)


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こちらがお一人様・夫婦タイプ(2名様)また家族タイプ(4名様)の納骨壇となります。

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こちらは「両家墓」のお客様です。プレートには其々の家名と家紋が刻まれていました。
両家墓は一般墓地の場合色々と難しい事もありますが、八聖殿ではプレートに家名を刻むだけです。ご実家と嫁ぎ先のお墓を一緒にされて供養している方もいるとの事でした。


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見学の方の為に仏像や供養の為の道具なども展示されていました。
堂内は火気厳禁なので、ローソクは写真のようなLED照明のものを使用します。
実際に見てみると本物のローソクのようでした。

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境内にある「清龍会館」です。
ご法要、会食、葬儀ができる式場で、龍泉寺のお檀家でなくても「川口納骨堂 八聖殿」をご契約されたお客様はご利用できるとの事です。
勿論宗教自由ですので、実際に神道のお客様のご利用もあったとの事です。

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清龍会館入口ロビーです。
とても綺麗で充実した施設でした。ご法事をされる方には嬉しいですね。

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こちらが式場です。約50席まで大丈夫な広さです。
仏式も神式も無宗教式も可能との事です。

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2階には会食のお部屋があります。

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また、ロビーにはお位牌やお道具、天然石の「星牌」なども展示されていて、実際に手にとって選ぶこともできます。

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八聖殿を見守るように立っている六地蔵さんに挨拶をして、帰途につきました。


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バス通りの帰りのバス停です。西川口駅行きはどの時間も何本も出ているので安心ですね。

~見学を終えて~
従来のイメージとは大分違い、評判どおりの新しいタイプの納骨堂でした。
納骨壇もお一人様や夫婦タイプからご家族や先祖供養タイプと様々あり、色々と選べるのは嬉しいですね。
そしてアクセスの良さも素晴らしいです。お車でも公共交通機関でも大変便利な場所にあります。
更に、全ての納骨壇がペットと一緒に入れるというのも素敵です。家族のようにペットと暮らしている方には朗報ですね。

今回見学させていただき一番心に残ったものは、故人への思いやご供養の気持ちなどを
とても大切にされていてそれが納骨堂の細部にまで感じられたことでした。
時代とともに霊園や納骨堂、永代供養墓などその形態は多様化していますが、ご供養の
気持ちは変わらないとあらためて思いました。
ぜひ一度ご見学されることをお薦めします。