お墓の基本知識

お墓の経営主体による分類

お墓について
私たちはお墓を通じて祖先を敬い、亡き家族を供養することにやすらぎを見出してきました。お墓を祀るということは、そうした大切な人の霊と対面し、今あることへの感謝の気持ちを表すことにほかなりません。お墓は過去・現在・未来をつなぐ大切な絆となっているのです。
ここではお墓を考える上で、知っておきたいお墓の分類についてご紹介します。

お墓の経営主体による分類

お墓の経営主体による分類

公営墓地

  • 公営墓地・・・地方公共団体が経営している墓地
  • 共同墓地・・・村落(旧行政村)が経営している墓地。今後の新設はありません。

民営墓地

  • 宗教法人墓地・・・宗教法人(寺院)が所有している墓地で、その寺院の境内にある墓地(境内墓地)は檀家のみが利用できます。
  • 公益法人墓地・・・公益法人(財団法人・社団法人)が経営している墓地。
  • 営利法人墓地・・・営利法人(株式会社)が経営している墓地。例外的なもので数が少なく、今後の新設はありません。
  • 個人墓地(屋敷墓地)・・・自分の所有地に墓を建てたもので、全国に多数ありますが、現在は原則として新設できません。
※公園墓地と寺院墓地の違い

公園墓地(霊園)
従来の墓地のイメージとは異なり、緑地や公共スペースがあり、明るい公園風の墓地。「○○霊園」と名前が付いていることが多いようです。経営は地方公共団体、宗教法人、公益法人(例外的に株式会社)のいずれかが行っています。宗旨宗派に関係なく、申込むことができます。

寺院墓地
寺院の境内にあり、寺院が経営している墓地。「○○墓苑」という名前が付いていることが多く、その寺院の檀家のための墓地です。寺院墓地を求める際には、その寺院の檀家になる必要があります。