お墓の基本知識

葬られる人による分類

お墓について
私たちはお墓を通じて祖先を敬い、亡き家族を供養することにやすらぎを見出してきました。お墓を祀るということは、そうした大切な人の霊と対面し、今あることへの感謝の気持ちを表すことにほかなりません。お墓は過去・現在・未来をつなぐ大切な絆となっているのです。
ここではお墓を考える上で、知っておきたいお墓の分類についてご紹介します。

葬られる人による分類

墓所には、家族の死者を葬る家族墓と、家族に限らず複数の人を葬る合祀墓があります。合祀墓には、企業の物故者を祀る法人墓所(企業墓)、教会の信者を祀る教会墓所、不特定多数の人を祀る合葬墓所があり、墓標代わりとなるシンボルを建て、埋葬します。

墓所

家族墓

累代墓所
累代墓所

ごく一般的な、親から子へと代々受け継がれていく一族のためのお墓です。

夫婦墓
夫婦墓

個人墓のひとつとも考えられますが、夫婦のためのお墓です。

両家墓
両家墓

主に、長男長女同士、一人っ子同士、男兄弟(男性の後継者)がいない家の娘さんが結婚した場合に選ばれる、両家のお墓を一つに統合したお墓です。

個人墓
個人墓

一族のお墓というわけではなく、個人のお墓として建てるものです。個性的なデザインで故人の趣味の世界などを表現したものが多くあります。

合祀墓

法人墓所(企業墓)
法人墓所(企業墓)

物故従業員や会社を創立した先達への慰霊として建てられる、法人の方向けの墓所です。

教会墓所
教会墓所

教会の信者を祀る墓所です。

合葬墓所
合葬墓所

家族単位ではなく、広く共同で利用する墓のことをいいます。後継者のいない方などのためのお墓です。