霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

おはぎ?ぼたもち?・・・お彼岸のQ&A

2017年09月23日

この記事は2022/03/02に更新しています

もしもドットネットでもお彼岸に関するご相談をいただきます。
今回はよく聞かれる「お彼岸に関するQ&A」をまとめました。

■お彼岸の意味は?
「彼岸」とは彼方の岸を意味する言葉で、迷いの多い「此岸しがん(この世)」である俗世間に対し、仏の理想の世界である向こう岸、つまり迷いのない悟りの世界や浄土のことを言います。
その浄土に渡るために、善事を行い、先祖の供養を行う期間を「彼岸」と言うようになりました。

■お彼岸はいつからいつまで?
春彼岸は毎年3月の春分の日をはさんで前後3日間、秋彼岸は毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日間です。
それぞれの初日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」、春分の日・秋分の日を「お中日(ちゅうにち)」といいます。

■お墓参りはいつ行くのがいい?
お彼岸中、お墓参りに行く日にちに決まりはありません。
毎日お参りする方や、彼岸の入り・お中日・明けにそれぞれお参りする方もいます。
お中日やお彼岸中の土日にお参りする方が多いですが、混雑を避けて、お彼岸中の平日にゆっくりとお墓参りをするのもオススメです。

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■初めてのお彼岸には何をする?
初盆(新盆)と違い、初めてのお彼岸には特別な行事等はありません。
通常のお彼岸と同じように、お仏壇やお墓を綺麗にしてお花やおはぎなど供えてお参りします。
寺院では「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる合同法要が行われる場合があります。

■おはぎ?ぼたもち?
お彼岸に供える「おはぎ」や「ぼたもち」。基本的にはどちらも同じもので、季節によって呼び方が変わります。
春は牡丹の花にちなんで「牡丹餅」、秋は萩の花にちなんで「お萩」の名がついたといわれています。ちなみに、夏のおはぎは「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」と呼ぶこもあるんだそう。おはぎはお餅と違い、餅つきをしないため「搗(つ)き知らず」・・から「着き知らず」(夜はいつ船が着いたのか分からないから)、「月知らず」(北の窓からは月が見えないから)という由来だそうですよ。
また、おはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあんという場合もあるようです。

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正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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