霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お彼岸のこれって非常識?

2016年03月21日

この記事は2022/03/02に更新しています

寒さが和らいでくるこれからの季節、桜の名所へ出掛けてみるのも素敵ですね。

心地よい気候とともに訪れる春のお彼岸。
お彼岸と言えば「お墓参り」「ぼた餅」「おはぎ」が思い浮かびます。
お彼岸には家族、親族そろってお墓参りに行かれるという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ちょっと気になるお彼岸のタブーについてです。

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■お彼岸の墓参りに行く日が「仏滅」なのですが避けたほうがいいでしょうか?
友引や仏滅は中国の吉凶占いである六曜(ろくよう)からきているもので仏教とは関係がないので、基本的にはお参りしてもよろしいです。ただ気持ちの上で気になるようでしたら、別の日にしたほうがいいでしょう。

■お彼岸中にお祝い事をしてはだめですか?
「喪中」であればお祝い事などを慎む期間ですが、お彼岸に結婚式や入籍などを行ってはいけないという決まりや宗教上の教えなどがあるわけではありません。まして「縁起が悪い」などと言うことはありません。
しかし、お彼岸はご先祖様の供養をしたり、お寺の行事に参加することが多い時期です。結婚式などは参列される方のことも考え、可能であれば、その前後の期間にされるのもよろしいかと思います。

■お彼岸の期間中に引越しや、新車の購入などしてはいけませんか?
そういったことをしてはいけないという仏教上の教えは特にありません。
ですが、お彼岸はお墓参りしたり、仏壇に手を合わせたり、日頃ついつい怠りがちになってしまう亡くなられた方々への供養のお気持ちを「優先しましょう」という期間です。
タブーと言うことではありませんが、お彼岸の期間は故人を想い、ご先祖様に感謝することを優先して過ごされるのがよいかもしれないですね。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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