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葬儀の流れで要注意!葬儀でよくある間違い

2015年04月16日

この記事は2021/12/23に更新しています

突然のご不幸。気が動転して、普段なら考えられない間違いをしてしまうこともあります。ここでは、実際に葬儀でよくある間違いをご紹介するので、ぜひ心に留めておいてください。

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宗派を間違えた?

葬儀の準備の中で葬儀社にお寺様を紹介してもらう場合、お寺の宗派を尋ねられ、実家のご両親に電話で聞くことに。ところが突然のことで言い間違えたり、聞き間違えたりしてしまうことがあります。たとえば浄土真宗を誤って浄土宗と間違えてしまった...ということも。宗派が違うと家族でひとりだけ戒名(法名)が違ってしまうなど困ったことになり、改めて正しい宗派のお寺にお願いし戒名を受け直す事になる場合もあります。いざという時のために、正しい宗派を確認しておきましょう。

「葬儀の連絡を忘れた!」とならないために

疎遠になっていた親戚や友人知人など、あとになって「連絡がなかった」とならないよう、連絡先を整理しておきましょう。故人の勤務先、学校、関係団体はもちろんのこと、通夜や葬儀を自宅で行う場合は近所の方や町内会、自治会に連絡することも忘れずに。連絡するときは、故人の氏名、死亡日時、通夜と葬儀の日時と場所などをお伝えするとともに、生前のおつきあいへの感謝なども添えましょう。必要な内容をメモに書いておくと漏れがなくなります。
また最近多くなりました「家族葬」の場合、友人から親戚まで全く知らせない事もありますが、出来ればきちんとお知らせして生前のご厚情に感謝を述べ、もしも参列や御香典をご辞退する場合はその旨お伝えする事が大切と思います。
その場合、「尚、故人の生前の意思により葬儀は近親者で執り行いますので、御弔問・御香典は御辞退申し上げます。」などとお知らせ(訃報)の最後に書かれる事が多いですね。

葬儀の流れの中で協力をもらう

訃報の連絡は、喪主に代わって親族や友人が行うこともあります。任せられることは人に任せることで負担が減り、重要な間違いを防げる場合もあるので、手伝いを申し出られた場合はお願いすることも考えてみましょう。
また葬儀の為に自宅を空っぽにしなければならない時は、親族に留守番をお願いする事もあります。必要な場合は、親族やご友人にご協力をお願いしましょう。