霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

2015年 喪中の相談あれこれ

2015年10月24日
朝夕に秋の深まりを感じる季節になりました。   
寒い地域では、初霜が下りるところもあるようです。   

この時期から気になりはじめるのが喪中のマナー。   
もしもドットネットにも「喪中」についてのお問合せをいただいています。   

近親者が亡くなったときに死を悼み一定期間身を慎み、晴れがましい席への出席やお正月のお祝い、神社への参拝は控えるのが「喪中」のしきたりですが、   
実は「喪中」というのはその期間やどこまでの間柄を範囲とするかなど明確な決まりがないので、かえって喪中の過ごし方や、喪中の方への接し方などで悩まれる方が多いようです。   

最近いただいたお問合せを紹介します。


Q、喪中はがきをいただいたお宅へ、喪中はがきを出してもいいの?   

A、こちらからもお送りしてかまいません。   
  先方様へお悔みの言葉など一筆添えるとていねいです。   


Q、喪中ですが、友人にお歳暮を贈ってもいいでしょうか?   

A、お歳暮はふだんお世話になっている方へのお礼であり、お祝い事ではない ので、いつも通り贈ってかまいません。
ただ、相手先によっては喪中の人からの贈り物を気にすることもあるので、その場合は 四十九日忌がすんでから水引を掛けずに贈られてよいでしょう。   


Q、入院中の祖母が、だんだん心配な状態になってきています。   
来月には娘の七五三のお参りにいく予定ですが、もし万が一亡くなった場合、お参りは来年にするべきでしょうか?   

A、今のご心配な状況では、お祝いのご準備をされるお気持ちにもなれませんでしょうから数えの七五三であれば来年に延期されるか、満年齢でしたら最近は七五三撮影の早撮り、遅撮りをされる方も多いようですので、写真だけでも先に撮っておかれて、神社への参拝は、四十九日の忌明けがすんでから平服でいかれてはいかがでしょう。   

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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