霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お彼岸にはお墓のお掃除を

2017年09月09日

この記事は2022/03/17に更新しています

間もなくお彼岸がやってきます。
お彼岸で、久しぶりにお墓参りに行ってみたら、雑草がひどかった、墓石の汚れが気になったという相談を多く伺います。
そこで、今回はお墓の掃除の注意点やキレイな状態を保つコツをご紹介しましょう。

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「墓石を洗う」
天然石でできたお墓はとてもデリケートです。
汚れ(ほこり・花粉・カビ・コケなど)を長期間放置したり、掃除の際に洗剤や薬品を使用したりすると、墓石のシミや痛みの原因になります。

墓石の掃除は柔らかいタオルやスポンジに水を含ませ、優しく洗うのが基本です。
汚れがひどい時にはタワシを使いますが、あまり硬いものは避けましょう。
文字や家紋の彫刻部分などには歯ブラシを使うと便利です。

「雑草・植木」
雑草はこまめに取り除きます。小さな鎌やゴム手袋を持参すると便利です。
植木がある場合、地中で根が張りすぎると、お墓を囲む石の柵を圧迫し、ひび割れや崩れの原因になる可能性もあります。大きくなりすぎないように剪定しましょう。

■お参りの時の注意点
お供えの花の花粉が墓石に付くとシミの原因になります。花粉がつきやすいものを避けたり、事前に花粉を取り除いたりしてお供えしましょう。
お供え物もそのまま置かず、お菓子や果物には半紙を敷き置くとより丁寧です。お酒をかけると、墓石変色の原因にもなるので避けたほうがよろしいと思います。

お線香は、多量に焚くと高熱を発し、香炉にひびが入ることも。またお線香を焚いた後に水をかけて急に冷やすこともひび割れの原因になりますのでご注意ください。
お参りをしたら、お供え物は持ち帰ります。カラスが散らかすことを防いだり墓石に跡やシミを残さないためです。

もしもドットネットでは、他にもお供え物のご注意や、自分でできるお墓のお手入れについて特集しています。こちらもぜひご覧ください。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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