霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

おひとりさまのお墓探し

2017年11月11日

11月11日は、1(シングル)が並ぶことから中国ではシングルデー(独身の日)といわれているそうです。
もしもドットネットでも、単身者の方・子供がいない方などから「承継者がいないけどお墓はどうしたらいい?」「亡くなった後の手続きや納骨は誰がしてくれるの?」といったご相談を受けることが増えています。
今回は、そんな「おひとりさまのお墓探し」についてのお話です。


≪墓地≫
生前に自分が入るお墓を探しておきたいというおひとりさまにオススメなのが、永代供養墓永代供養つきの墓地です。

永代供養墓とは、寺院や霊園が故人の家族に代わってご供養・お墓の管理をするシステムで、お墓を継いでくれる子供がいないという方に人気のあるお墓です。
他の人と一緒のお墓に埋葬される合祀型が多いですが、中には個別に埋葬できるタイプもあります。また永代供養塔・納骨堂樹木葬など様々な形態があるので、ご予算やこだわりに応じて選べるのがいいですね。
民営の霊園の場合、多くは生前に申し込むことが可能です。

また、一定期間は通常のお墓としてお参りでき、その後永代供養墓に移される『永代供養つき』のお墓もあります。
ご夫婦のみのお墓を建てたいという方や、先祖代々のお墓を墓じまいするという方にも多く選ばれています。お墓のデザインなどで個性を出せるのも嬉しいですね。


≪葬儀≫
元気なうちに葬儀のプランを立て、用意しておくべき費用や葬儀に呼びたい人などを整理しておくのが良いでしょう。
事前相談に乗ってくれたり、生前予約のできる葬儀社もたくさんあります。


≪死後事務委任契約≫
お墓や葬儀のことを決めても、亡くなった後誰が手続きをしてくれるの?という疑問が残りますよね。
兄弟や甥姪、友人に頼んでおく方法もありますが、司法書士・行政書士・弁護士・NPO等と死後事務委任契約を結ぶという方法があります。

死後事務委任契約とは、死後の手続きを任せられる家族がいない場合や、親戚がいても頼れないという場合に、第三者に死後の事務手続きを委任する契約です。
ちなみに老後の生活に備えて任意後見契約を結ぶ方も多いですが、任意後見契約には死後の事務委任は含まれていないので、注意が必要です。

死後事務委任契約で依頼できる内容は以下のようなもので、この中から必要なものだけを依頼することもできます。
・葬儀、火葬、埋葬に関する事務
・入院費や施設利用料等の精算事務
・貸借建物の明け渡し等
・親族及び関係者への連絡事務
・遺品整理に関する事務
・行政や各種機関への届け出

頼れる親戚や友人知人が近くにいないという方は、こういった契約の利用も検討してみてはいかがでしょうか。


もしもドットネットでは、全国の霊園・お墓をご紹介しています。
また終活・仏事に関するご相談も承っておりますので、お気軽にお問合せくださいませ。
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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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