霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

今どきの「喪中」Q&A

2018年11月03日

この記事は2022/01/27に更新しています

年末に近づくにつれ「喪中」関係のご相談が増えてまいりました。
最近いただいた、現代ならではのご質問がありましたので、Q&A形式でご紹介します。

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Q、「喪中の挨拶がLINEで届いた。返事をLINEで送ってもいいですか?」

A、LINEやメールなどのSNSは今では広く利用されているツールですから、一概に失礼とは言えなくなりました。最近では親しい友人や知人の間だと年賀の挨拶もLINEやメールで行っている方も多いと思います。
喪中の挨拶がLINEやメールで届いた場合でしたら、お悔やみの言葉をLINEやメールで返信してもよいと思います。もちろん、お葉書でお送りするとより丁寧です。


Q、「喪中葉書が届いたのですが、返事をLINEで送ってもいいですか?」

A、相手から葉書で喪中の挨拶が届いた場合は、いくら親しい間柄とはいえ、LINEやメールでお送りするのは避けたほうがよいでしょう。葉書をいただいたのであれば、葉書でお返しする。それは現代においても最低限のマナーだと思います。


Q、「喪中葉書が届いたのですが、『喪中御見舞いの品』を送った方がいいのでしょうか。また熨斗紙は『御見舞』でいいですか。」

最近「喪中御見舞い」という言葉を聞くこともありますが、「喪中御見舞い」とは故人の供養ではなく、ご遺族へのお見舞いという意味合いがあります。「喪中御見舞い」は近年の新しい風習で、地域や年代によっては馴染みがない方も多くいらっしゃいますし、また対応については賛否両論あるものです。
喪中葉書をいただいた場合にご遺族へお悔やみの言葉を添えて故人の供養の為に供えて欲しいと、「御仏前」や「御供物」等をお送りするのがよろしいと思います。

仏事のマナーも時代と共に変化して行きます。その為かえって注意しなければいけないこともありますね。

もしもドットネットでは、喪中はがきのポイントや文例をご紹介しています。
『気持ちの伝わる喪中のあいさつ文例集』

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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