霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

季節行事「お盆の準備」

2020年06月27日

この記事は2022/07/06に更新しています

お盆の時期が近づくこの頃から、
「マンション住まいで、盆棚を作るスペースが無いのですが?」
「新盆ですが、どのような準備すればいいでしょうか?」
など、お盆についてのお問合せをいただきます。

多くの人が迷い悩まれる「お盆」、知っているようで意外と知られていないお盆の常識をお届けします。

【お盆の期間】
お盆は、亡くなった人の霊が、あの世から帰って来て、家族と過ごすという、日本の伝統行事です。お盆の時期は地域によって多少違いますが、一般的には7月13日~15(16)日または8月13日~8月15(16)日に行う地域が多いようです。

【新盆】
四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆を、「新盆」「初盆」と言います。
通常のお盆と違う点は
◇「白紋天(しろもんてん)」と呼ばれる白い無地の提灯を飾ります。(白紋天を飾るのは1回(1年)限りです。
◇僧侶に読経を依頼されたり、お寺で合同法要などがあれば出席します。
◇お参りに来られるお客様が多い

新盆を迎えるお宅では、親戚や友人知人がお参りに来られるということもありますので、通常のお盆よりは少し早めの準備をおすすめします。
ちなみに、まだ四十九日を迎えていない場合には、新盆は翌年になります。

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【盆棚】
お盆の期間は、仏壇の前などに盆棚を設けます。
盆棚は精霊(しょうりょう)棚ともいわれ、家に帰ってきた故人の霊を迎えるために、位牌やお供え物を飾ります。
地域によって、飾るものや飾り方が違うので、年長の方に聞いてみましょう。
住宅事情でスペースが無く盆棚を作るのが難しい場合は、経机や小さなテーブルを利用して仏具やお供物など飾るといいでしょう。

ご祖先様に感謝の気持ちを表すお盆の行事。家族、親族が仲良く賑やかにお迎えすることはご先祖への最高の供養になりますね。

お盆だけではなく、様々な仏事のご相談を無料で承っております。
こちらからお気軽にお問合せくださいませ。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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