霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「永代供養墓」の種類と選び方

2020年09月26日

「永代供養墓を探したい」というご相談が年々多くなっています。
そこで今回は「永代供養墓」(えいたいくようぼ)についてご紹介します。

少子高齢化が進みお墓を守ってくれる子供がいないとか、子供がいても「お墓のことで負担をかけたくない」というようなご相談をいただくことが増えてきました。
そんな悩みに応えるのが[永代供養墓]です。

[永代供養墓]とは寺院や霊園が故人のご家族、親族に代わり永代または一定期間、遺骨を供養、管理するお墓のことです。

(1)永代供養墓の種類
・個別型(骨壺のまま故人別に専用の場所に安置する)
・集合型(骨壺のまま他の故人と共通の棚や納骨棺に安置する)
・合祀(ごうし)型(遺骨を骨壺から出して、他の遺骨と一緒に納骨棺内に埋葬してしまう)
 ※個別安置・集合安置でも一定期間が過ぎると合祀されるところもあります

(2)永代供養墓の特色
・承継者がいなくても生前に契約ができる
・お墓を継承する人がいなくても、霊園やお寺が代わりに供養してくれる
・お墓の管理費や寄付の心配がないところが多い
・[屋内型](ロッカー型、可動収納型、)
・[屋外型](納骨堂型、モニュメント型、一般墓所型、樹木葬型)など種類が多数ある

(3)選ぶときのチェックポイント
・経営しているお寺や霊園に実績があり、信頼できること
・管理、供養のシステムが使用規則や規定書、契約書などの書類に明文化されていること
・形態や施設が希望に合うこと
・予算に合っていること

以上のように簡単にまとめてみましたが、
増えつつある永代供養墓には、これといった規定があるわけではありません。
墓所によって呼び方も違い、実際に求めるとなると費用も数万円から300万円台までと大きな幅があります。永代に渡って供養・管理を依頼するのですから、きちんと管理、経営されている永代供養墓を選ぶことが大切ですね。
契約に際しては、多くの資料や情報を比較検討し、自分の目で確認した上で購入されることをお勧めします。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ