霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

賢い「お墓選び」とは?(4)お墓のデザインを選ぶポイント

2011年03月03日

前回までで霊園・墓地を選ぶにあたってのポイントはお分かりいただけましたか?
今回は墓石のデザインを考えるときのポイントについてみてみましょう。


【お墓のデザイン】 基本は以下の3パターンです。

◆和型 ・・・伝統的な縦長の四角いお墓のことです。最もポピュラーな形と言えます。
◆洋型 ・・・最近見かけることが多くなった、背が低くて横に長いお墓のことです。
◆デザイン型 ・・・ご希望に沿って新しいデザインを作ります。故人の趣味や打ち込んだ仕事の内容を反映したデザインや、家族の結束を表現したデザインなど様々です。


この3パターンのどれにするかは、お墓に持つイメージや好みが重要となりますが、それ以外にも以下のような要素が影響してきます。


1、地域性

一般的には関東地方では和型・洋型がほぼ半々、関西地方では和型が根強い人気があるといわれています。


2、墓地の場所

各霊園・墓地には工事規定があり、高さ等に制限があります。
また寺院墓地の場合には、たとえば「和型墓石で正面にはお題目(『南無妙法蓮華経』等)を彫刻すること」などという指定があることもありますので要注意です。また芝生墓地の場合には、ほとんどの場合和型は建てることができません。


3、費用

「和型と洋型、どちらが安いの?」という質問をよくいただきます。洋型のほうが若干費用は抑えめとなることが多いですが、大きな違いはありません。


4、耐震性

「洋型のほうが地震に強いのでは?」と考える方も多いです。確かに洋型のほうが高さがあまりないため重心は低くなり安定感があると考えられますが、和型であってもしっかりとした耐震・免震加工があれば心配はいりません。依頼する石材店に、耐震加工の内容を確認しましょう。


5、耐久性

基本的には墓石材はすべて長年の使用に耐えられる素材です。ただし万が一のときのために、石材店による保障期間が長いと安心です。何年間保障してもらえるのかを確認しておきましょう。


6、周辺の墓石とのバランス

実はとても重要な要素です。お墓のデザインを決めるときには、周辺の墓石がどのような形をしているのかをチェックしましょう。図面や展示会場では気に入ったとしても、実際の場所に設置してみると、イメージと違うことはよくあります。とくに洋型墓石の場合には、和型墓石と比べ高さがないため、並べて設置すると貧弱に見えてしまいます。その場合には、一回り大きなサイズにするとか、少し高さを出し和洋折衷形のようなデザインにする等の方法を検討します。石材店とよく相談してみましょう。


霊園・墓地検索はこちらから

法性寺.jpg

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ