霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

注目の自然葬

2011年03月10日
メディアではよくお墓の新しい形として『自然葬』が取り上げられます。
自然葬は「お骨を自然に帰す」という比較的新しいお墓のかたちで、一般的に方法は2種類あります。

まず1つ目の方法は「散骨」。
朝日新聞も解説していた通り、法律上禁止されてはいないものの、自治体によっては散骨を禁止しているところもあります。漁場や田畑の周辺など風評被害が起こりやすい所は避ける配慮が必要です。

ただ、実際に全てのお骨を散骨をした人からは、後になってお参りしたいと思ったときに、どこへ向かって手を合わせたらいいのか...心のよりどころが無くなってしまったという声も聞きます。散骨する場合にも一部を「遺骨ペンダント」等にして手元に残すケースが多いようです。


「心のよりどころ」という点では、お勧めなのが2つめの方法である「樹木葬」です。
墓石の代わりとなるシンボルツリーの下にお骨を埋葬し、自然に帰してさしあげる、また遺された家族もその木にお参りができるというメリットがあります。

ただ、樹木葬についても、もちろん注意しなくてはいけない点はあります。
まず自然の木ですから、どんなに管理が行き届いたとしても、枯れることもあるかもしれません。そういうリスクを受け入れることができるか。また自然に帰ることを前提にしているので、お骨壷からお骨を出して埋葬する形式が一般的です。(施設によっては布の袋に納めるところもあります。)ですから一度埋葬すれば事情が変わったとしてもお骨を取り出すことはできません。

散骨にしても、樹木葬にしても、上記のような注意点をしっかり理解して契約することが大切です。

樹木葬についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ(^^)_
奥多摩さくら
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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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