霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お墓を建てる業者を自由に選べない??「指定石材店制度」とは?

2012年07月21日
平成24年6月12日(火)の朝日新聞朝刊に「霊園選び『借りる』意識で」という記事が掲載されていました。


記事によると、
国民生活センターに寄せられるお墓の相談件数は、2011年度が1,769件で過去最多を記録し、
お墓への関心が高まっているとのこと。その中で、

「石材店を自由に選べないのはおかしい」

という指定石材店制度についての相談もあるそうです。



指定石材店制度とは、霊園や寺院墓地ごとに、墓石を買える石材店があらかじめ決められているという制度のことです。

公営墓地以外では、ほとんどの墓地で採用されているルールです。



なぜこういったルールが必要なのかというと、霊園・お寺側の理由としては、所有する墓地内では信頼できる石材店に工事をしてもらいたいという都合があります。各墓地には墓石の形や高さ制限など、さまざまな規定があります。各社がそれぞれバラバラな施工をされては困るわけです。

また墓石は建てた後、何十年でも代々続く限り、維持されなくてはいけません。
そのため、その後のメンテナンスもしっかりと責任をもってやってもらえる業者を選びたいというのは当然のことです。何か問題が発覚した時に連絡が付かない、なんてことになったら困りますよね。


これは、自分の庭をイメージしてもらえれば分かりやすいのかもしれません。
自分の敷地内の庭を見ず知らずの業者が出入りして工事していたら...イヤだし不安ですよね(笑)
お寺や霊園も同じです。
(...イメージしていただけましたか?分かりにくかったら申し訳ありません(^_^;))





ただ、消費者側からみて分かりにくいのが、複数の指定石材店がいても、見学に行った時点で指定しないと、霊園側が担当石材店を振り分けてしまうことが多いことです。振り分けられた石材店に墓地内を案内してもらって、申込み(仮押さえ)をしてしまうと、その後に石材店を変えるのはなかなか難しくなります。


見学に行く際に、「この石材店にしようかな」と思っている石材店があれば、最初にきちんと伝えておきましょう。




そうは言っても、どの石材店がいいのか分からない...という場合には、事前に資料を取り寄せて内容を確認しておきましょう。


石材店の中には、
「さまざまな石の種類が豊富に揃っている石材店」
「デザイン墓石に詳しい石材店」
「小さい店だけど、地元の霊園なら多数取り扱っていて地元の情報に詳しい石材店」...
など、特長がさまざまです。



まずは資料請求をして、霊園の内容だけでなく、石材店の特長もつかんでおきましょう。



資料請求をするには、もしもドットネット霊園検索でどうぞ。
http://www.mosimo.net/






もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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