霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

冠婚葬祭の贈り物にかかせない「表書き」の知識

2015年04月11日
結婚式やお葬式だけではなく、お中元・お歳暮、病気や災害のお見舞いなど、日常生活で品物やお金を贈る機会は少なくありませんね。

そんな時に使う掛け紙や袋の種類、熨斗(のし)や水引が難しい!という声をよく聞きます。
中でも『表書き』は贈り物の目的や主旨を伝える大切なものですので、昔からの慣習や地域の風習、宗教による違いなども考慮して失礼の無いようにしたいものです。

とはいえ、なかなかしっかりと学ぶ機会が少ないものですね。




◆お葬式の表書き

 【 仏教の場合 】

   「御霊前」・・・浄土真宗以外で使います
   「御仏前」・・・浄土真宗の場合に使います
   「お香奠」・・・奠は神仏に香を供え奉るという事で目上の方に差し上げる場合
   「お香典」・・・故人に手向けるお香代という意味
   「御香華料・御香料」・・・香や花を手向けるという意味
   「御悔」・・・通夜・葬儀の前に遺族を見舞う時
   「御供花料」・・・供花・盛籠などの品物に


 【 神道の場合 】

   「御玉串料」・・・神式では焼香ではなく玉串奉奠をするため
   「御榊料」・・・榊は神木として神にお供えすることから
   「御霊前」・・・ただし蓮の花の模様がある「御霊前」は仏教用なのでNG


 【 キリスト教の場合 】

   「御花料」・・・献花料という事でカトリック・プロテスタントどちらもOK
   「御ミサ料」・・・カトリックの場合
   「弔慰料」・・・プロテスタントの場合


 【 無宗教葬・友人葬・偲ぶ会の場合 】

   「お花料」・・・焼香ではなく献花が多いため


もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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