霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

戒名は必要?

2015年12月05日
「お葬式は葬儀社の紹介してくれるお坊さんを呼んで行います。
特に信仰もないですが、戒名はつけてもらったほうが良いですか?」

こんな相談をいただきました。


檀家となっているお寺がある場合には、菩提寺のご住職に戒名を頂くのが一般的ですが、このご相談者さんの場合は檀家ではないので自由ですとお答えしました。

実際にそのようなケースでは、仏式でのお葬式でも俗名(生前の名前)でお経をあげてもらうことができます。
またお仏壇に安置する位牌も俗名で作る人もいます。
(本来は仏教徒でなければ、仏壇も位牌も不要ですが、手を合わせる対象がほしいということで用意する方もいます。)


そこで今回は戒名の基礎知識をご紹介しましょう。



◆戒名とは?

戒名は死者につけられる名前と思われていますが、本来は仏門に入り 厳しい戒律を守ることを誓った人に与えられる「仏の弟子」としての 名前です。

本来は生前に僧侶から頂くのですが、現代では仏式で葬儀を行い、 その儀式を通して付けて頂くことが多くなっています。

宗派によって呼び名が違い、天台宗・真言宗・浄土宗・禅宗は「戒名」、 浄土真宗は「法名」、日蓮宗は「法号」と呼ばれます。


◆戒名の構成

宗派によりますが、戒名は以下のような構成になっています。


 ○○院 □□  △△  居士
(院号)(道号)(戒名)(位号)


 院号:本来は退位して出家した天皇の呼称。
    寺院や仏教、社会への貢献が高い人に限り与えられる。

 道号:古来、中国では本名の他に字を持ち、その人を尊ぶときに
    用いました。

 戒名:仏法に帰依したものとして2文字を与えられる戒名の本体。
    俗名から1字取ったり、仏典からふさわしい字を選んで作る。

 位号:その人の徳を示したり、性別などを表す。
    男性の場合は「居士」「信士」など、女性は「大姉」「信女」など、 子供の場合は「幼児」「幼女」「水子」など。



時折、「自分で戒名をつけました!」というご相談者さんがいますが、本来は僧侶から頂くものです。

特に檀家の場合には勝手につけてしまうと、お葬式のときのトラブルにもなりかねません。

生前に戒名を頂きたい場合には、まずはお寺に相談しましょう。
 



もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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