霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中に御祝を贈ってもいい?

2017年04月01日

この記事は2021/11/29に更新しています

喪中の期間ですと、入園や入学の御祝をお渡ししていいものか悩んでしまいますよね。
私ども【もしもドットネット】へも多くのご相談をいただきますので、いくつかご紹介させていただきます。

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Q.「昨年、夫を亡くして喪中です。今年孫が小学校に入学するのだけど、入学祝を渡してもいいのかしら・・・?」

◆家族に不幸があったとき、一定期間は喪に服すとして御祝い事は控えるのが一般的です。
ただ、お孫さんの入学祝ですので、贈ってあげたいという気持ちもあることでしょう。
四十九日忌法要を過ぎて忌があけていれば、よろしいのではないでしょうか。お孫さんのことですからご主人もきっと喜ばれることと思います。
忌明け前の場合は、四十九日忌法要を過ぎてからお渡ししするのがよろしいでしょう。
もし入園式や入学式などにご参列される場合は故人も楽しみにしていたお子様の行事だと思いますから、四十九日忌法要前であっても出席されて問題はないと思います。


Q.「入学祝を渡したいけれど、相手が喪中です。お渡ししてもいいのかしら・・・?」

◆先方が喪中の場合も、四十九日忌法要を過ぎて忌があけていたら、お渡ししてもよろしいと思います。ただ御祝という言葉は使わず「文具代」「書籍代」などとして渡すのも一つの方法です。


Q.「入学祝をいただいたけれど、お返しをする前に、その方のご家族に不幸がありました。御礼の手紙に、喪中に失礼しましたと書いた方がいいですか?」

◆基本的に入学祝にはお返しは必要ありませんが、親と子ども本人から御礼の手紙を出すとよいですね。その際「喪中に失礼しました」という文章は必要ないと思います。
また、内祝いを贈る場合は、四十九日忌法要の忌明けを待ってお送りするのがよいでしょう。

喪中のマナーについては、仏事Q&Aも参考にご覧ください。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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