霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

公営霊園のメリットと注意点

2017年04月29日

都道府県や市町村など自治体が管理していることから人気の高い公営霊園。知っておきたいメリットと注意点をまとめました。

<公営霊園のメリット>
・自治体が管理運営している安心感
  都道府県や市町村などの地方自治体が管理運営しているため、永続性に対する安心感があります。

・宗旨宗派を問わず使用できる
  宗旨や宗派などの宗教的な制約はありません。

・墓地使用料や年間管理料が比較的安い
  民営墓地や寺院墓地に比べて墓地使用料や年間管理料は低く設定されていることが多いですが、極端に安いわけではありません。

・石材店を自由に選べる
  基本的に、お墓を建てる石材店はお客様が自由に選ぶことができます。

・交通アクセスがよい
  市街地から離れた場所にある場合でも、多くの人が墓参に訪れるため、電車やバス等の交通の便が整えられていることが多いです。

<公営霊園の注意点>
・申込みに資格が必要
  各自治体によって、申込みできる方の資格が定められています。例えば、当該市町村に一定年数居住している・遺骨があるなどの条件があります。

・募集期間が限られている
  各自治体によって異なりますが、年に一度の募集の場合が多いようです。随時募集をしている公営霊園は少なく、受付期間も限られており必要書類等の準備も必要ですので、事前に確認しましょう。

・倍率が高い
  希望者が多く、競争率の高い抽選になることが多いです。参考までに、平成27年度の都立霊園の公募では平均6.7倍の倍率になりました。

・生前の申込みができない
  一般的には、遺骨のある方のみ申し込むことができます。中には生前に申込みができる霊園もあるので、確認が必要です。

・区画が選べない
  例外もありますが、応募の際には区画の場所を選べないことが多いです。水場の近くがいい、角地がいい、陽当たりのよいところがいいなど、お墓の場所に希望がある場合は要注意です。

・法要や会食などの施設がない
  都立霊園の場合は法要や食事・着替えなどをする場所が霊園内にないため、法要の際は場所を移動しなければなりません。その他サービスについても、民間霊園に比べると簡素な場合が多いです。


公営霊園、民間霊園、寺院墓地・・・それぞれのメリットと注意点を知って、自分に合った霊園を選ぶことが大切です。
全国の公営霊園はこちらからお探しください。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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