霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お盆の基礎知識≪その3≫

2017年06月24日

この記事は2022/06/13に更新しています

今回は、お盆についてのよくある質問をまとめました。

Q. お寺様にお経をあげていただいたお礼はどうしたらいいですか?

A. 茶菓でもてなし、「御布施」をお渡しします。
御布施の金額は、日頃のお付き合いやお寺にもよりますが、棚経で5千円から1万円程度、新盆供養として別途法要をする場合は2万円~3万円程度包む方が多いようです。
棚経については、お寺によっては一律で金額が決まっていることもあります。
新盆供養の際には、「御車代」や「御膳料」も別途お渡しします。


Q. 新盆のお宅にお参りに行きます。何を持っていけばいいですか?

A. 新盆の法要に招かれた場合には、通常の回忌法要と同じように、お一人で出席の場合1万~2万円、ご夫婦で出席の場合は2~3万円程度を「御仏前」としてお包みします。
法要への出席でなくご自宅へお参りする場合には、5千円~1万円程度でよろしいでしょう。御仏前ではなく、菓子折りや線香、盆提灯といった御供をお渡ししても構いません。

Q. マンションに住んでいるので、迎え火や送り火が焚けません。

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A. マンションのベランダで焚くと、火災報知器が作動したり煙でご近所に迷惑をかけてしまうことがあります。
管理規定を確認の上、居住者共有の庭やエントランス、玄関のたたきなどでごく小さく焚いたり、火を焚く代わりに盆提灯を吊るしてはいかがでしょうか。

Q. 盆飾りや提灯などは処分してもいいのでしょうか?

A. 新盆のときだけ飾る白提灯や、まこも、キュウリやナスの牛馬などのお盆用品は、かつては自宅で燃やしたり川に流したりしていましたが、現代ではそれも難しくなっています。
通常のごみとして処分して構いませんが、気になるようなら他のごみとは別の袋に分けたり、紙に包んだりして処分してはいかがでしょうか。 

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絵柄のついた提灯は、新盆のとき以外も毎年飾ります。お盆が終わったら、ほこりを落として、部品をきれいに拭き、防虫剤を入れてしまっておきましょう。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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