霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「お歳暮」のマナー

2017年11月18日

11月頃から、百貨店や新聞広告などでよく目にする年末の贈り物といえば、「お歳暮」ですね。

お歳暮の「歳暮」とは、年の暮れのことで年末を表します。
それに「お」がついて、年末の贈り物を意味するようになりました。

お歳暮を贈る時期は、本来、正月を祝う準備を始める「事始めの日」の十二月十三日~十二月二十日までの間でしたが、
現在では十二月初旬~十二月二十五日頃までに贈るのが一般的のようです。

日頃お世話になっている方々へ、半年間のお礼と感謝の気持ちをこめて季節の品物をお贈りするのですが、
うっかり遅れてしまったとか、喪中期間なのであえて時期をずらしたというような場合には、『寒中御伺(かんちゅうおうかがい)』として贈ると良いでしょう。

『寒中御伺』は松の内(関東は一月七日、関西は一月十五日)が過ぎてから二月四日頃の立春の前までに贈ります。
のし紙は『紅白花結び』が基本ですが、喪中の場合は水引をかけずに白い短冊を使う方が控えめで良いでしょう。

特に目上の方や恩師、義理のある方にお贈りする際には、品物だけをお贈りするのではなく、一筆箋などに一言感謝の気持ちを書くとより丁寧ですね。

遠く離れて、普段はなかなかお会い出来ない方々へ、日頃の感謝の気持ちを込め『お歳暮』の、"のし"をつけて贈ったら、
「もう一人前の大人になったんだなぁ~」と喜んで下さること、うけ合いです!(^^)!

もしもドットネットでは、「喪中期間にお歳暮を贈っていいの?」「叔母が亡くなった場合は喪中?」など、仏事マナーや喪中についてよくあるご相談にお答えしています。
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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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