霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

本当にお墓はいらないですか?お墓を建てるメリット

2018年03月03日

最近、「私はお墓はいらない、合葬墓(永代供養墓)や散骨でいいかも。」といったお話を聞く事があります。
理由を伺うと、「子供に負担をかけたくない」「将来お墓を継承する人がいない」といったことが多いようです。
お墓の管理やお墓参りなどで子供に負担をかけたくないということですが、仮にそうした事が負担だとしても、それ以上にお墓がある事のメリットは大きいと思います。
まず既にお墓があれば、子供さんが新たにお墓を探して用意する必要がありません。相続税の点でも助かることはよく知られています。

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そしてさらに大切な事は、<お墓はご先祖や故人の為にあるというだけでなく、今を生きている私達の為にある>という事だと思います。
生きることは多くの悩みを抱える事でもありますが、なかには誰に相談しても解決のしない問題にむかう時もあると思います。
そうした時、久しぶりに両親のお墓を尋ね、お線香をあげながら心の内で語りかけていると少し心が晴れて、悩みにも前向きに立ち向かおうと思えるようになった、という話を聞きました。
大切な人の眠っているお墓の前に立つと、他の何にも代えられない安堵感が生まれます。
子供の為というならば、自らがこの世に居なくなった後の「子供らの心の拠り所」とも言えるお墓を残してあげたいと思うのです。
また、少子化の昨今、将来お墓の継承者がいないと言われる方も多いと思います。
ただそうはいっても、自分が元気なうちはご両親の供養を続けたいと思う方は多いのではないでしょうか。

そこで最近は、「永代供養付のお墓」や「墓石付の永代供養墓」という形式も増えています。
これは例えば、墓石を建てご両親のお遺骨を納骨し、以降は普通にお墓参りもでき墓前での法要も可能なお墓です。そして将来お墓をみる方がいなくなった時に(例えば33年間という期間を過ぎたら)、霊園が責任をもってお遺骨を永代供養墓に移し、墓石の撤去もしてくれるというものです。以降の供養は霊園が行ってくれます。
お電話で「お墓はいらないかも?」と合葬墓や散骨のご相談をいただくとき、お答えしながらも、もう一度「本当に必要ありませんか。今は色々なお墓がありますよ。」とお話ししております。

現代は、こうした新たなご要望に対応して、昔には無かった新しいお墓の形式も次々に生まれていますので。
★「将来安心!永代供養制度のある霊園」★をご紹介しています。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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