霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お墓の引越しを考え始めたら...

2019年02月23日

新生活に向けて引越しに関する話題を耳にすることも多いですが、お墓も引越しできることをご存じですか?
すでに埋葬されている遺骨を別のお墓に埋葬しなおすことを「改葬(かいそう)」といいます。
改葬の理由はさまざまですが、主なものとして4つのパターンが考えられます。

■墓石とお骨すべてを移転したい
 墓石のみを移転し、外柵は移転先の墓地で新たに作り直します。ただ、移転先の墓地によっては既存の墓石を持ってくることを禁止しているところも多いので、事前に確認が
必要です。hikkoshi1.jpg


■お骨だけを移転したい
 一番多いご希望がこのタイプです。
 移転先には、新しい墓石を用意し、既存墓地の墓石は撤去処分後、更地に戻し経営主体(寺院・霊園)に返還します。hikkoshi2.jpg


■複数あるお骨の一部を移転したい
 既存のお墓はそのまま残し、移転するお骨だけを取り出し新しいお墓に納めます。
 改葬許可証の発行は、移転する遺骨の分だけ既存墓地のある市区町村役所の窓口に申請します。hikkoshi3.jpg


■骨壺の中のお骨の一部を移転したい
 既存のお墓はそのまま残し、移転するお骨の一部を分骨として新しいお墓に納めます。
 納骨の際に必要な分骨証明書は既存墓地の経営主体に出してもらいます。hikkoshi4.jpg


◆気になるお墓の引越し費用としては、以下のようなものがかかります。

・今あるお墓の撤去費用・・・撤去工事を依頼する石材店
・石碑の運搬費用(移動する場合)・・・撤去工事を依頼する石材店
・移転先の墓地使用料・・・移転先の墓地管理者
・移転先の墓所工事代金・・・墓所工事を依頼する石材店
・改葬許可申請費用・・・改葬許可申請費用は市区町村役所
・宗教儀式にかかる費用など・・・僧侶、神主、神父など

お墓の撤去費用や工事代金は、石材店に問い合わせて見積もりを取り寄せるとよいでしょう。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ