霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「墓じまい」、「お墓の引越し」で悩むこととは!

2020年05月09日

例年ですと、ゴールデンウィークを利用して郷里に帰省する方も多いようですが、今年はコロナの影響で帰省を控えられたのではないでしょうか。

地方から上京し就職、実家に帰省するのは夏休みやお正月くらいで、仕事が忙しい時期などは、自然と行き来する回数も少なくなりがちです。
たまに、実家へ帰省したときに先祖の墓をお参りすることはあっても、菩提寺や住職との付き合いも直接したことがない。そんなお寺との関係で、もし親が亡くなったら・・・。
自分は遠く離れた郷里の墓を継ぐ立場なので墓守をするとしても、子供や孫にはそんな負担をかけたくないと悩む方から「お墓の引越し」「墓じまい」のご相談が増えています。 

「お墓の引越し」「墓じまい」の理由はさまざまですが、主なものとしては以下のような事情で頭を悩ます方が多いようです。

・お墓が遠くてお参りに行くのが大変。
・交通費や宿泊費の負担が大きい。
・お墓を承継する者がいない。
・高齢のためお墓参りが出来ない。
・お墓を維持する費用が負担になっている。
・墓守りするために実家に戻って暮らすことは難しい。

解決策としては、郷里の墓を「墓じまい」して新たに住まい近くにお墓を求め、先祖の遺骨を移すという方法があります。
ただ「墓じまい」するには、親族の了解や、寺院墓地の場合、菩提寺に了承してもらう必要があります。
いきなり菩提寺を訪ね、事務的に「お墓の引越し」「墓じまい」の手続きを求めたりしたら、長くお墓を管理、先祖供養をしてくれた菩提寺の思いを無視することにもなります。
離檀する場合には、菩提寺への感謝を忘れず、事情を伝え事を荒立てずに進めることが大切です。

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高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子