霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

葬儀や法事について ~菩提寺がある場合と無い場合~

2020年06月06日

この記事は2022/03/07に更新しています

先日、「ご葬儀やご法要の際にお坊さんを呼ばなければいけませんか?」といったご相談を頂きました。普段お寺とのお付き合いが少ない方が多くなったからでしょうか。

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まず、お墓が寺院にあり菩提寺がある方(お檀家さん)は、ご葬儀やご法要は菩提寺にお願いしてお勤めいただきます。
菩提寺のご住職は毎日お檀家さんの為にご本尊に祈り、故人やご先祖の供養をして下さっていますので、ご葬儀からその後のご法要についても必ずお願いする事が一般的です。
菩提寺が遠方にあっても、まずはお知らせする事が決まりです。
菩提寺のご許可なく直葬や一日葬を行い、後日すみやかにご納骨が出来なかったという事もあります。
お寺によって対応は異なりますが、ご葬儀では「どんなに遠くてもご住職が来られる場合」やまた「近くの知り合いのお寺を紹介する場合」等々、様々です。

次に、宗教自由の公園墓地にお墓のある方(菩提寺のない方)は、仏式や神式・キリスト教式等どのような形式でご葬儀やご法要を行っても構いません。宗教者を呼びたい場合は、葬儀社や霊園管理事務所や石材店などにご紹介して貰えます。
また「無宗教式」でのご葬儀を行う方もいらっしゃいます。無宗教式の葬儀とは「宗教者」を呼ばずに行う葬儀の事を言います。
その場合多くは戒名などもいただかずに、俗名のまま葬儀を行います。
お別れ会や偲ぶ会といった形をとられる事も多いですね。

このように寺院墓地と宗教自由の公園墓地では、ご葬儀やご法事ひとつとっても異なる事も多いので、初めてお墓を探される方はそうした点もご注意下さい。
例えば「宗教不問(在来仏教のみ)」といった霊園もありますが、こちらは「昔から伝わる仏教」以外の宗教(例えば神道やキリスト教や新興宗教など)の方は購入できないお墓です。

~お墓探しは難しいですが、まずどのような形で故人やご先祖の供養を執り行いたいのかという事を、ご家族皆様で十分ご相談しておく事も大切ですね。それによって寺院墓地か公園墓地かなど、お墓の種類も変わってきますので。
もしもドットネットではそのようなご相談も承っておりますので、いつでもご連絡下さいませ。
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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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