霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

~喪中はがきについて~

2020年10月17日

10月になると喪中はがきについてのご相談を多くいただきます。
最近は特に「葬儀は家族葬で行った為、友人へは知らせませんでした。喪中はがきを出した方がいいですか。」といったご質問も多いですね。
実際、友人知人に知らせずに身内だけで家族葬を行い、その年の11月に年賀状の相手(友人知人)に喪中はがきを出したところ、お悔やみと共に香典や供物が数多く届き、そのお返しなどの対応で大変だったという話も聞きます。
とはいえ、喪中の方が新年の祝いの年賀状を出すわけにはいきませんね。
もしも後日、喪中であった事をその相手の方が知った場合には、「なぜ喪中なのに年賀状を出したのだろう?」と不可解に思われるかもしれません。

こうした問題に見舞われないためには、家族葬で葬儀を行う場合でも親しい方々へはきちんとお知らせをして、例えば「葬儀は故人の意志により近親者で執り行いますので、ご会葬、ご供花はご辞退申し上げます」等の文言をお入れすれば宜しいと思います。
また葬儀後に同様の内容の「死亡通知」のお葉書を出してお知らせする方法もあります。
特に故人と縁ある方々の思いには、十分な配慮が必要ですね。
最初にきちんと伝えておけば、11月に喪中はがきを受け取った方が驚くことはありません。

また喪中はがきは、年賀欠礼の連絡だけではなく、今年一年の感謝と「明年もよろしくお願いします」という気持ちを年賀状に代えてお伝えするものです。
そうした意味からも例年年賀状のやり取りをされている方へは、きちんと喪中はがきを出しておきたいものです。
時期としては11月末までには郵送します。
12月になると年賀状の準備・印刷などを始める方もいらっしゃいますので。

最近多くなりました家族葬という形式のご葬儀は、故人とのお別れの時を大切にしたいという気持ちの表れだと思いますし、勿論故人や遺族の意志は尊重されるべきです。
ただし縁ある方々のお気持ちが忘れられてしまうことがないように、家族葬で執り行う場合はより一層気を使う必要があると思います。

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高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子