霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

~ペットと共に眠る

2020年12月05日

高度経済成長後に始まったペットブーム。近年は約3世帯に1世帯がペットを飼っていると言われています。
その中で、「ペットとお墓に入る事はできるのだろうか」とお考えになった事がある方も多いのではないでしょうか。
こうした要望が多くなり、以前は否定されていましたが、最近では共に埋葬できるお墓が見られるようになりました。

実際に、「どんな種類のペットでも一緒に入れるのか」というご質問をいただく事がございます。霊園やお寺によって様々な条件が設けられていますが、近頃はかなり緩和
されてきているようです。
また、墓石にお名前や足跡・写真等を彫刻される方も多くいらっしゃいますし、通常の墓石の他、樹木やガーデニング花壇の下で共に眠る事ができるタイプなど、バリエーションが豊富になってきました。もちろん、ペットの遺骨だけ先に納骨しておくことも可能です。
お墓だけでなく、お墓参りについても少しずつ考えが変わってきているようで、ペットを連れて墓参が出来たり、ドッグランを併設していたりと、まさに「家族みんな」でお墓参りをしたいという要望に応えるようになってきました。

これまでは、仏教の教えとして人間以外の動物は「畜生」と言われており、人間よりも下の存在と考えられていた事などから、ペットを一緒にお墓に入れる事は反対されておりました。
ですが、昭和60年代以降のブームに伴い、少しずつペット専用のお墓や、共に眠るお墓が増加し、古くから受け継がれてきた考えも少しずつ変わってきているように思えます。

ペットを大切な家族の一員として考える方が増えたことにより、お墓の在り方も変わってきている現代。きっとペットたちも、大好きな家族とずっと一緒にいたいと考えているのではないでしょうか。

もしもドットネットでは、ペットと共に眠る事ができる全国の霊園をご紹介しております。
https://www.mosimo.net/search/theme/pet.html

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ