霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

季節の行事 節分、恵方巻

2021年01月30日

〔節分〕
2月2日(火)は節分の日です。
「節分」とは文字のとおり季節の分かれ目の意味です。
いまは立春の前日だけを「節分」といいますが、もともとは、
春のはじまり「立春」
夏のはじまり「立夏」
秋のはじまり「立秋」
冬のはじまり「立冬」
と四季の分かれ目の前日を意味する言葉が「節分」でした。

節分の行事といえば豆まき。豆をまいて厄を払う風習は中国から伝わったものです。
節分の夜に「福は内、鬼は外」、「福は内、鬼も内」などと唱えながら、家の内外に豆をまきます。豆には悪いものを追い払う力があると信じられており、鬼の目を打つ「魔目」や、魔を滅する「魔滅」に通じるということのようです。
節分の日は、家の入口にトゲのある柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を刺しトゲとイワシの臭いで邪気(疫鬼)が家の中に入らないよう追い払う意味があります。

〔恵方巻〕
福を招くということで、ここ数年人気なのが「恵方巻き」
その年のよい方角(恵方)に向かって願い事を思いながら太巻きを無言で食べる。
食べ終わる前にしゃべると福が逃げるといわれています。
もともとは、関西の風習で健康、家内安全、商売繁盛を願って行われていたのが全国に広がったようです。

さしずめ、現在の鬼といえば新型コロナウイルスでしょうか。
一日も早いコロナウイルスの終息を願いつつ、全集中の呼吸で節分には豆まき、願いを込めながら恵方巻をかじってみてはいかがでしょう。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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