霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

~お墓の取得にかかる費用について

2021年04月17日

もうすっかり春ですね! 暖かな日が続きます。
これからはどこの霊園でも沢山の花が咲き、新緑も目に眩しいことでしょう。
お墓まいりも、それから霊園見学にも最適な季節になりましたね。

さて今回は初めて霊園見学をお考えの方に、お墓の取得費用について少しお話させて頂きます。
一般的にお墓の費用には、「永代使用料(土地)」と「墓石工事費」と「年間管理費(お寺の場合は護寺費)」がかかります。

初めに「永代使用料」とは~、永代に渡ってお墓の土地を使用する権利を取得する費用の事です。あくまでも土地をお墓として使用する権利であり、一般的な不動産の所得とは異なります。
次に「墓石工事費」とは~、お墓(墓碑)を建てるのにかかる費用の事で、墓石代(石材)と工事費になります。なお石材の種類によっても費用は大きく異なります。
最後に「年間管理費」とは~、墓地全体の管理にかかる費用(共有施設の維持管理の為の負担など)の事です。

なかでも「年間管理費」について更にご説明させて頂きます。
年間管理費はほぼ全ての霊園で必要となります。また寺院墓地では「護寺費」等と言われる事もあります。
その使い道は、皆様がお墓参りの時に使われる水道や休憩所等の維持費や、また参道の整備や植栽の手入れなど多岐にわたります。
★ただご注意頂きたいのは、霊園では個々のお墓の敷地内のお掃除等は致しません。
それは其々の家の方が行うものです。供花や雑草や古いお塔婆等の片づけには「年間管理費」は使われません。
また管理費は、土地の永代使用権の取得と同時に支払い義務が生じますので、土地だけ契約しお墓を建てていない場合でも毎年納めることになります。

霊園は一般的に「密」ではありませんが、ご見学の際はマスクなどコロナ対策をしてお出かけ下さい。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ