霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お供えする花にタブーはあるの?

2021年04月24日

お墓参りにはかかせない花。皆さんは花選びをどうされていますか?
一般的に思い浮かべるのはやはり菊の花でしょうか。菊は伝統的に供えられてきた花で日持ちもよいですし、種類が豊富で多くの方に選ばれています。最近では菊に限らずカーネーションやかすみ草など様々な花をお供えする方が増えてきましたが、お墓に花をお供えする上で避けたほうが良いことはあるのでしょうか。

例えば「香りのきついユリはだめなのでは」とご心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな時は香りが控えめな鉄砲ユリを選ばれてはいかがでしょう。ユリの花粉は墓石に着くとシミになりやすいと言われておりますが、花粉の出る雄しべの部分を事前に取り除けばお掃除も楽なのでおすすめです。また棘(とげ)があるバラも避けたほうが良いと言われてきましたが、故人がとてもバラが好きだったのであれば、棘を取り供えて差し上げれば問題はありません。
水仙や紫陽花など毒がある花も避けたほうが良いと言われてきた花のひとつですが、雪にも負けず茎をスッと伸ばし香り良い花を咲かせる水仙。しとしと降る雨に濡れながらもふんわりと咲く紫陽花。風情ある自然の移り変わり「四季」を故人と共に楽しまれるのは素敵なことではないでしょうか。

大切なことは、故人を想いながら、故人が好きだった花を選び、お墓に供え、お墓を華やかにすること。
例えば、お墓が遠方でなかなか足を運べないけれど、いつも花を供えておきたいというお思いであれば、造花やプリザーブドフラワーをお供えしてもよろしいと思います。
大切なのは故人を想う気持ちなのですから。

profile
高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子