霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

年末の葬儀のあと、喪中はがきや正月は......?

2021年12月11日

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12月も残り半分。
このくらいの時期になるともう「よいお年を」と挨拶することも増えてきますね。

年賀状も準備した、おせちの準備も万端。
さあ年末年始、どう過ごそうかと考えているときにも、もしかしたら家族に不幸が訪れることがあるかもしれません。
忙しい年末、さらに突然のことで慌ててしまうでしょう。
そんなときはどうお正月を迎えたらいいでしょうか、という質問が年末になって増えてまいります。

お正月に飾る門松、鏡餅などは「歳神様」と迎える準備です。
おせちに関しても、もともとはその「歳神様」にお供えし、そのお下がりを頂くものです。

古くから神道を代表とする日本の信仰では、死は穢れとして考えられてきています。
そのため、忌中の間は神棚を封じたりするわけです。
お正月準備に関しても「歳神様」という神様をお迎えする準備ですので、やはり喪中期間には避けることとされております。
そういった考えから喪中期間は正月のお祝や正月飾りなどは避け、静かに過ごしましょう、というのです。
神社への初詣を避けると言われるのも、この流れからです。
お寺への参拝は祝事をさける意味で、三が日過ぎに参拝するようにしましょう。お墓参りはいつ行っても問題ありません。
神棚に飾るしめ縄や熊手などはこの時期にしか手に入らないこともあります。
その場合は購入のみ済ませて、忌が開けたら飾るのがよろしいと思います。

また、すでに年賀状を出してしまっている場合はどうしたらいいのでしょうか。
その場合、すでに出してしまったものを取りやめることはできませんので、年明け改めて年賀状をお出しした方に、家族に不幸があったことを一筆添えて寒中見舞いを出されるのがよろしいと思います。

年賀状をまだ出していない場合はもちろん出すのをやめます。
喪中はがきは間に合わないでしょうから、来た年賀状に対して寒中見舞いなどをお出しして対応いたします。

慌ただしい年末から新年を迎えて気持ちも新たに!となるところですが、喪中の場合はなかなかそうもならないのが現実。
いつもとは違うお正月ですが、せめて故人を偲んでゆっくり過ごしたいものです。

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高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子