霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

公営霊園と民間霊園の違い

2022年05月21日

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まもなく都立霊園の募集要項が発表される時期になりました。
申込を検討されている方もいらっしゃると思います。

今日は募集にさきがけ、都立霊園と公園墓地とされる民間霊園の違いについて解説したいと思います。

①宗教について
都立霊園:宗教不問
民間霊園:宗教不問の場所が多いですが、中には仏教であれば宗派は問わないとすることころ、特定の宗教は不可とするところがあります。

②申し込み
都立霊園:1年に1度の募集となります。申込期間が定められているため、その期間以外に申し込みをすることはできません。また都内にいくつかある都立霊園の中から、霊園・区画を決めて申し込みします。
申込者の中から抽選のため、必ずしも購入できるわけではありません。
生前の購入ができるのは樹林型区分のみとなっており、基本は埋葬する遺骨がある方が優先となります。
生前購入できる区分に関しても抽選となります。
民間霊園:1年を通して申し込み可能。生前のお申込みも制限がありません。基本的には先着順のため人気の霊園はすぐに販売を終了する場合があります。申込に際して国籍の制限がある場合があります。

③費用
公営=安いイメージがあるかもしれませんが、初期にかかる「墓地使用料」で比べてみると都立霊園に関しては民間の霊園と同等、もしくはそれ以上の費用が掛かる場合があります。
毎年かかる管理料に関しては、都立の場合は霊園の規模も大きいためかなりの安価です。


④そのほか
例えば法要を行いたいと思ったとき、民間霊園であればその敷地内に法要施設があり、お寺様の手配などもお願いできることが多いです。
都立の場合はそういった施設がないため、墓前で法要を行なったり、霊園付近にある石材店の施設を利用したりすることとなります。

都立霊園の立地はかなり魅力的ですが、場合によっては民間霊園の方が納得いくものを選べることもあります。
まずはとにかく資料を集めること。
資料だけではわからないたくさんありますので、気になるところは見学し、詳細を確認していく。
そして自分たちにあったお墓を選ぶのが一番かと思います。

そんなお墓探しのお手伝いをしております。
お気軽にお問合せ下さい。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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