霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

~盆提灯のこと。

2022年07月09日

お盆といえば、やはり「盆提灯」ですね。
盆提灯は、お盆の迎え火・送り火として、またご先祖様や故人への供養の為に灯されると言われています。

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元々「提灯」は、中国より仏教用品として伝わった物ですが、
江戸時代になると仏事の提灯(灯籠)から生活用品の提灯としても発達し、庶民の暮らしの中でも使われるようになりました。
そしてお盆には、盆棚(精霊棚)の両脇に飾るようになったようです。
盆提灯には、山や川、草花などの綺麗な絵が描かれていて、中には絵柄がクルクルと廻るもの(回り灯篭)もありますね。
綺麗な絵柄が描かれている理由は、「一年ぶりに家に帰ってこられたご先祖様に、故郷の景色や花をみせてあげるため。」とも言われています。

盆提灯のやわらかな灯りは(たとえ今はローソクでなく電気を使っていても)、幽玄でどこか暖かさを感じさせてくれるので、お盆に帰って来られたご先祖や故人を、より身近に感じさせてくれるような気がします。

また新盆(初盆)を迎える家では、故人が迷わずに初めてのお盆に帰ってこられるようにと、目印になるように白い提灯(白紋天)を軒先に吊り下げます。
白紋天は新盆の時にだけ用意し、お盆が終わったらお焚き上げをします。
そして絵柄の描かれた盆提灯は、丁寧にたたんでしまって、来年のお盆にまた組み立てて飾ります。

お盆のコラムはこちらにもございます。あわせてご覧くださいませ。
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高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子