霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

仏壇の処分と閉眼供養

2022年09月03日

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実家の片づけに伴う、仏壇の処分や引越しに関する問い合わせをいただくことが増えてきました。
ほとんどの内容が、処分方法や魂入れ(開眼供養)・魂抜き(閉眼供養)をどのようにしたらいいかといった質問です。
今回はこの仏壇に関して、処分方法などを解説していきたいと思います。


仏壇は、家庭の中にある小さなお寺とされております。
お寺に出向かなくても仏様にお参りできるよう、ご本尊や掛け軸を祀ってあるのが本来の姿ですが、最近では小さくシンプルな仏壇も増え、ご本尊や掛け軸をお祀りするスペースのない仏壇もみられるようになりました。

例えば、ご本尊や掛け軸がある場合、魂入れを行なっているのはあくまで「御本尊・掛け軸」であり、仏壇自体は家具である、と考えることがあります。

仏壇の買い替えや、お仏壇を移動させる時は、「御本尊・掛け軸」「位牌」を丁寧に移し替えることで、それぞれの魂入れ、魂抜きは不要とすることが多いようです。
ただし引越し業者によっては「魂抜きをしていない仏壇は運ばない」とするところもあるようですので、確認しておくことをお勧めいたします。
もちろん、仏壇も含めて魂が入っていると考えて、きちんと魂入れ、魂抜きをすることもあります。
この部分に関してはご自身がどのように考えらえるかによりますので、どちらが正しいか、という答えは出せません。

仏壇の処分の場合は、仏壇店や菩提寺などでは、お焚き上げしてくださるとこともあるようです。
また魂抜きを行なったあと、古い仏壇は家具として、自治体のルールに則って処分することができます。自治体によっては「仏壇不可」としているところもあるようですので、お住まいの地域のルールをご確認ください。
自治体での回収が難しい場合は仏壇を購入した店舗やお近くの仏壇店などへご相談なさるか、専門の業者に処分を依頼します。

菩提寺がある方、お付き合いのあるお寺がある方は、一度、菩提寺にご相談ください。

いずれにしてもいままで供養の対象としてきた仏壇ですので、ご先祖のご供養と今までの感謝の気持ちも含め、最後まで丁寧に扱いたいものですね。

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高浜 加代子

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

高浜 加代子